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京都でエレベータ事故

昨日京都市内でエレベータの事故がありました。

扉が開いたままカゴが降下し、エレベータの天井と廊下の床の間に足を挟まれたといいます。めっちゃいたそうですね。

今回の事故はマスコミでも大きく報道されていますが、知らないところで小さな事故はいっぱい起きています。たとえば、エレベータが止まって閉じ込められたなんていう話は実によくあります。

もともと、エレベーターは製造メーカーが設置~アフターメンテナンスまでをトータルでやっていた業界でした。ところが、数年前規制緩和といって、メンテナンス専門の会社が参入するようになりまして、ややこしくなってきたのです。今回も業務上過失というふうに報じられていますが、メンテナンス会社が過失を問われるのか、製造したメーカー・設置した工事会社かなど、複雑になる恐れがあります。

このエレベータが設置されたのは1988年だそうで、まる20年たっています。いったいエレベータの寿命ってどれくらいなのでしょうか。

一般に言われているのは20~30年で、メンテナンス状況によってもかわるし、いわゆる”あたり・はずれ”もあるのだそうです。

今回のエレベータも故障の兆候はあったようですし、リニューアルが必要な時期だったのかもしれません。

最近、「古くなったファンヒーターを引き取ります」という広告をよく目にします。製造メーカーとしてとことん責任を取ろうという姿勢であり、素晴らしいことだと思いますが、はたしてそれが正しいのでしょうか?企業にそれだけの余力があれば対応できますが、そんな時代でもありませんから、われわれ使う立場の方も、自分の目で安全を確かめることが必要なのではないでしょうか。

尖山ショールームをgooglemapに登録

そよかぜの家の尖山ショールームを、googlemapに登録しました。

「そよかぜの家」で検索すると出てきます。ストリートビューで表からも裏からも見ることもできます。

ショールームは事前予約が必要です。何と言ってもふだん私が住んでいる家なので、お客さんがお見えになる前に少しは片づけないと・・・。

自宅をショールームに開放するメリットは、何よりも自分自身が住んでいますから、住み心地・使い勝手を実体験でお伝えできることです。大きな吹抜けの開放的な空間にすると、実際はものすごく空調費がかかるとか心配されますよね。そんな疑問にも、ズバリお答えできます。そして、そよかぜの家の性能を最大限引き出すために、自らがモニターとなって工夫を重ねていますから、住み方まで突っ込んだフォローが可能なのです。

今なら、薪ストーブの暖かさ・なんともいえないやさしさも体感できます。ぜひこの季節に。

ストーブ薪の樹種による違い

昨日はかなりの冷え込みでした。尖り山ショールームも一日中薪ストーブを焚いていました。

今日は、ストーブ用の薪の種類についてご紹介しましょう。

ストーブ用薪には広葉樹を使いましょうという話は何度かしているかと思いますので、その先の話を。

広葉樹といっても種類はいっぱいあります。薪として流通しているもので一番多いのはおそらく、クヌギ・ナラなどでしょう。インターネット通販ではだいたい1束(6~8kg)あたり500円前後で売られています。ちょっと高級な薪ということで、サクラ・カシ・ケヤキなどがあります。これらは流通量も格段に少なく、価格も1束あたり600~800円もします。

それではこの価格の違いは何なのかをご説明します。

もっとも大きな理由は火持ちの違いです。ちょうど昨日は去年買った1束600円カシの太薪と今年買った1束400円の広葉樹ミックス薪を比べてみました。

カシの薪は極太なので、1束に3本くらいしか入っていませんがその力は強大です。2本の極太薪を午後1時ころ放り込んで火を小さく絞った状態で外出し、夕方5時ごろ帰宅するとまだかすかに火が残っていました。もちろん家の中はポカポカです。燃費を計算すると、600÷3×2 ÷ 4 = 100円/時間 ということになります。

一方、帰宅後、カシの薪がなくなったので、広葉樹ミックス(こちらは細い目で1束に7~8本入っています)を4本投入。こちらは1時間おきぐらいに薪を足してやらないといけないので、最後に投入した11時までに、2束使いました。おそらく深夜1時ごろまでは火が残っていたと思いますので、それで燃費を計算すると、400×2 ÷ 8 = 100円/時間 ということで、カシと同じくらいになりました。

燃費は同じなのですが、カシの場合、2~3時間ごとに薪を足すだけなので、手間がかからないというメリットがあります。単に薪を入れるということだけでなく、その前段階で薪を倉庫から運んでくることを伴いますから、ヘビーユーザーにとっては大変ありがたいということになるのです。

ただ、欠点として火が付きにくいということがあります。その点広葉樹ミックスはすぐに火が点きます。焚き付けの時には、広葉樹ミックス(私は針葉樹も使います)、火が安定したらカシという使い分けがベストかもしれません。ナラやクヌギについても、カシに比べると火持ちはだいぶ劣りますがその分火点きはいいといえます。要は燃費に応じて価格が決まっていると考えてよいと思います。

週末だけとか、夜だけ使うという方なら、広葉樹ミックスなどの安価な薪で充分だと思いますが、一日中使うという方は、カシの極太を試してみてはいかがですか?

ちなみに、私がここ数年購入している薪屋さんは、今シーズン分は完売のようです。極太薪を手に入れるのはなかなか難しいので、来年早めに段取りしてみてください。

おしゃれな暖房・・・

今日はこの冬一番の冷え込みになりました。宇治市では最低気温が―3℃まで下がったそうです。

この季節暖房は当然欠かせません。いくら高性能な家だといっても、暖房なしというわけにはいきませんが、せっかくおしゃれな空間を作ったのに、ファンヒーターや石油ストーブなどを置いては台無しです。また、エアコンの暖房は乾燥した空気をかき回すので、あまり快適とは言えません。

そよかぜの家でお勧めしているのは輻射暖房です。焚き火に当たったり太陽の光を受けると温かいですね。これが輻射熱です。空気を暖めるエアコンやファンヒータと違って、直接体が熱を受け取るので、周りの空気が冷たくても体は暖かいというわけです。

住宅における輻射暖房器具といえば、デロンギヒーターなどでおなじみのパネルラジエーター(オイルヒーター)です。ちょっとレトロな感じがして、デザイン的にも悪くはないと思いますが、電気代が高くつくという欠点があります。

理想的なのは床暖房。これも、温水式・ヒーター式・蓄熱式などに大別されるがそれぞれに特長があり、用途に合わせて使い分けます。家全体を暖めるという用途で考えた場合、温水式が最も効率的でしかも快適だと私は考えています。

この床暖房、残念ながら当社のように分厚いムクのフローリングの場合は使えません。フローリング自体が熱を伝えにくいので、輻射熱が半減してしまうのです。

そこで、写真のように、ダイニング・キッチン部分の床をタイル張りにして、ここに床暖房を仕込むことをよくやります。けれども、これだけの面積の床暖房で家全体を暖めることは不可能ですから、他の暖房が必要です。実は写真中央に見える白いパイプが、温水ラジエーターなのです。今回はガスの給湯暖房システムを採用しましたが、高機能の給湯機(エコジョーズというやつです)を利用すれば、給湯機1台で、床暖2か所、ラジエーター2か所に加え、浴室のミストサウナまでまかなえてしますます。もちろん給湯もします。冬場のガス代は結構かかりますが、電気や灯油などを使わない分トータルではそれほど高くはないと思います。

ランニングコストだけを考えると、オール電化が得な場合もありますが、同じシステムを電気でやろうとすると、イニシャルコスト・メンテナンスコストともに、かなり高額になり、ライフサイクルコストとして考えた場合、ガスのほうが得だという判断をしました。

おしゃれさを追求すると、PSヒーターも魅力的ですが、予算は重要なファクターですので・・・・

大阪ガスさんももう少しバリエーションを増やしてくれるといいのですがね。

建物の陰翳

afc1ee81.JPG昨日の続きでもないのですが、陰翳が美しい外壁です。
これは私がよく用いるシラスそとん壁です。”タガネ削り”という新しいテクスチュアに挑戦しました。昼間見るよりも夜のライトアップ(ライトダウン)の方が陰翳が美しく見えます。

この”タガネ削り”・・・相当な手間がかかってます。
左官職人が文字通り手塩にかけた作品です。

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