リフォーム業者にご用心
先日のニュースで、水漏れ修理で法外な請求をする業者が逮捕されたと、大きく報道されました。
ネット検索で上位に出てきてるとか、口コミが良かったとかで依頼して、被害にあわれた方が多かったようです。
このところ家一軒丸ごとというくらいの大掛かりなリフォームのご相談が多くあります。
大手不動産会社やハウスメーカー系列の会社が営業攻勢をかけているのかもしれませんが、お客様から相談を受けるとき、すでにその提案を持っておられる場合もあります。
その提案がちょっと???なことが非常に多いです。
四方に下屋をめぐらしたような和風の家を建てたことがないのでしょうね、組み方がわかっていないから、大事な壁をどんどん撤去して、外してもよい柱を大事そうに残して、いかにも構造に配慮しているような・・・
リフォームって簡単に考えがちですが、新築よりもずっと難しく、幅広い知識が必要です。
大手だから安心と思ってはいけません。昨日採用された人が図面を書いて、工事が終わるころには辞めているかもしれません。
やっぱりそこは、信頼できる専門家に相談しましょう。
一方で、建築士って専門家なのに扱いが悪すぎると思います。
体調が悪くなってお医者さんに診てもらったら、診察料を払いますが、家の具合を見てもらっても無料なのが常識になっています。
言ってみれば往診して治療方法の提案をしているのに、診察料を請求できないのです。
先のニュースでは、きちんと相見積もりをとって発注しましょうというしめくくりでしたが、見積するには相当の労力が必要なのですから・・・
相見積もりをとるのが正しいのではなく、信頼できるかかりつけ医のような存在が必要なのだと私は言いたい。