ブログ

2012年

たたき土間

三和土と書いて「たたき」と読みます。

その名のとおり、木鏝で叩いて締固めます。

私自身初めて使いましたが、左官職人さんたちも、20年ぶりにやったといっておられました。

5人掛かりで10㎡ほど叩くのに6時間くらいかかりました。かなりの重労働です。

完成。


春の完成見学 最終案内

ご覧のお宅は、23日まで見学いただくことができます。

場所は京都府城陽市。

ご予約は早めにお願いします。


土蔵の修理

築40年ほどの土蔵の屋根が落ちたとの連絡があり、かけつけました。

銅製の樋が腐食して、アンコ―と呼ぶ軒樋から縦樋につながる部分に大きな穴が開き、そこから雨がダダ漏れになっていました。ずいぶん前から漏れていたらしく、壁に伝った雨が庇の中に浸透し、屋根の下地を腐らせて、瓦が落ちてしまいました。

つまり、樋の水漏れが原因で、屋根・壁が大きなダメージを受けてしまったのです。

昔の人は、「アカ(銅のこと)の樋は100年持つ」と言われたほど丈夫だったのに、酸性雨の影響なのか、腐食が目立ちます。

早めに気づいて樋を直しておけば、こんな大事にはならなかったのにとも思いますが、こちらも大きなお家におばあさんが一人で暮らしておられ、母屋・離れ・蔵・小屋・・・・いっぱいあるので、とても目が行き届きませんよね。

「ついでに悪そうなところは見といてや」と頼まれ、屋根の面戸のしっくいなど直させてもらいました。もちろん樋は、他の部分も点検修理しました。

完成現場見学会

3月24日(土)~27日(火)京田辺市で完成現場見学が可能です。

ご希望の方はメールか電話でお申し込みください。

詳しい場所や建物の内容は、お申し込み後お知らせいたします。

写真は、先週引き渡しをしたお宅です。こちらは日程の都合でご案内できませんでした。

外構ができてから施工事例を更新しますのでお楽しみに。


稲荷鳥居完成

お稲荷さんの鳥居が完成し、竣工祝いをしました。

参道の鳥居は、2年おきに新設されるのですが、私がさせていただくのもこれで4基目になりました。

ありがとうございます。

自然給気口のフィルター交換

尖山ショールームの24時間換気の給気口につけているフィルターを交換しました。

ここはそこそこ交通量の多い道路に面しているため、一年余りでここまで汚れていました。

汚れがそれほどひどくなければ、水洗いして再使用することができますが、ちょっとひどいので交換しました。

古民家修理 石の敷居に・・・

ちょっとわかりにくいですが、古民家の石の敷居に取り付けてある真鍮レールの入れ替えをしています。

新しく設置する場合は、石にカッターで細い切込みを入れて、そこに足の付いたレールを差し込むような恰好で取り付けをしますが、カッター切りの際にどうしてもほこりが出るので、昔式のやり方でやりました。

石にドリルで穴をあけ、穴に木の栓を打ち込み、そこにレールを釘止めします。

取り替えたレールは何十年も前のもので、木栓ではなく鉛を流し込んでありました。今回は桧の栓を打ち込みました。

建具の戸車と下框を修理してはめなおすと、新品のようにスムーズになって、大変喜んでいただきました。

最後は、古色塗りして周りとなじませてできあがりです。

施工事例のページを改善しました。

先日来施工事例のページのリニューアル作業をしておりましたが、ようやく終了しました。

アップしている写真データが大きすぎて、表示にずいぶん時間がかかっていましたが、サクサクと動くようになっているはずですので、お試しください。

京都府が太陽光発電への融資制度を・・・

数週間前に、新聞記事で見つけました。京都府が住宅に太陽光発電システムを導入する個人に対する、有利な融資を行うことを決めたというもの。

ところが、ホームページなどではそれらしいものはあるものの、記事の内容のようなものは見当たらず、金融機関に聞いても周知されていませんでした。そこで、金融機関で調べてもらったところ、次のような内容でした。

期間10年、金利0.5%固定、金額350万円までという条件で、融資をしてくれるそうです。わずかな手数料はいりますが、金利0.5%というのは魅力です。うまくいけば、太陽光発電で発電した分の電気代で、返済できるかもしれません。

そうなると、実質負担ゼロ円でCO2を削減できますよ!!しかも、返済が終わる10年目以降は貯金ができるかもしれません。もっとも、電力会社が余った電気を高く買ってくれるのは、当初10年間だけですけど。

長期優良住宅、現場公開中です

木のいえ整備促進事業の助成金を受ける予定の現場です。

長期優良住宅の普及促進のため、構造見学会を行うことが義務付けられています。

きのうから京田辺市と城陽市の2つの現場を公開しています。関心のある方はご連絡ください。

長期優良住宅では、耐震等級2が求められますが、さまざまな構造用パネルを外壁下地に用い、耐震性を高めることが一般的です。これらの構造用面材は、実験データに基づき、壁倍率が3倍にも4倍にも評価されていますが、はたして大丈夫なのか私は疑問に感じています。というのも、外壁下地は多くの場合断熱材の外側にあり、外気にさらされていることがほとんどで、10年・20年とたった時に、新築時と同じ強度を保っているとは思えないからです。リフォームの現場で、サイディングをめくってみると下地の構造用合板がボロボロになっているのを見たことがあります。所詮は接着剤の塊である新建材に、主要な構造部分をゆだねるのはあまりにもハイリスクだと考えているのです。耐震等級3の評価がついた家でも、本当に長期的にその強度が維持できるのか、検証はできていないのではないでしょうか。

当社では、外張り断熱工法を採用しているので、そもそも外壁に構造用面材を張ろうとすると、いろいろ不都合があるのですが、それを差し置いても、上記のような理由で、無垢材の筋違で耐震強度を確保しています。現場をご覧いただくと、ものすごい数の筋違が入っていますので、その違いがよくわかると思います。

私自身、今の新築現場を見るにつけ、数年前まで建てていた家との違いに驚かされます。CADの性能も上がり、いろいろな面から構造強度を検証し、建物のバランスを検討することができるようになり、木造の家は進化し続けているのです。

公開中の現場は、外張り断熱パネルもむき出しの状態で、断熱・気密工事の状態が見れますので、そちらもご覧ください。

ご予約お問い合わせはメールで

breeze@soyokazenoie.com

お稲荷さん

お稲荷さんに行ってきました。といっても、伏見稲荷ではなく、地元のお山です。

石段を登っていくと、ご覧のような鳥居が並んでいます。

この参道の鳥居をご注文いただいたので、下見を兼ねてお参りに来ました。

独立した直後にも注文をいただき、その後2年ごとに今回が3回目、大小合わせて4基目ということになります。

ご利益がありそうです。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

昨日から営業はスタートしましたが、今日からすべての現場も始まり、本格稼働です。

本年もよろしくお願いいたします。