ニュースクリップ
ベニヤがない!!
地震の影響が急激に広がっています。
先日も書いたようにベニヤなどの建材が在庫不足になっていたのですが、もはやどこにもないという状態だそうです。
神戸の地震の教訓もあり、流通や建設関係の業者が買い占めているに違いありません。
ベニヤは値段が相場で動くので、品薄になれば値が上がります。こんなときに金もうけに走るなんて・・・。
大地震の影響が関西にも・・・
11日に発生した大地震とそれに伴う大津波は、目を疑うような光景でした。
日を追うごとにその被害状況が明らかになり、愕然とする毎日です。
関西への直接的な被害はないものの、物流などにはすでに影響が出てきています。
また、停電の影響もあり、操業を停止している工場も多数あるようで、すでに資材の取合いの様相を呈しています。
阪神淡路大震災の時もそうでしたが、仮設住宅建設のため、仮設ハウスやベニヤ・ボードの需要が見込まれ、すでに確保が困難になっているとか・・・
今回は被害が広範囲におよび、電力供給にも問題があることから、阪神淡路の時にも増して混乱が予想されます。
ついこの間まで、断熱材がないと騒いでいましたが、それどころではなくなりそうです。
流しそうめん世界記録に挑戦!!
昨年の挑戦は残念ながら失敗でしたが、あらためて、3月20日に挑戦することになりました。
これは、地元の竹林整備をしているNPOが中心となって行っている事業で、井手町商工会や建設業協会などの諸団体も協力しています。
私は井手町建設業協会の会員でもありますが、「ちょっと来て」と友人に誘われて行ってみると、写真のような光景でした。
1時間ほどでしたが、竹の節を抜く作業を手伝わせていただきました。
500本の竹を、半割にして節を抜き、さらに節の部分を削るという膨大な準備作業が続きますが、先にも書いたように、老若男女入り乱れ(?)多くの方がかかわって取り組まれています。
私もまた手伝いに行こうと思います。
LIXIL
LIXILって聞いたことありますか?
横浜ベースターズを買うといって話題になった住生活グループという会社です。
トステムとイナックスを傘下に持つ持ち株会社なのかな?(よーわかりません)
トステムとイナックスが一緒になったのはずいぶん前の話ですが、これまで、トステムブランドとイナックスブランドのキッチン・お風呂・洗面がありました。それが、お風呂はイナックスブランドだけになるという話を聞いたのもつかの間、今度はサンウェーブも同じ傘下に入り、イナックスブランドのキッチンはなくなるのだとか・・・
ま、そのへん詳しくはよくわかりませんが、LIXILとして、トステム・イナックス・サンウェーブの共同ショールームを運営して、経営を合理化していくことになったみたいです。
京都にも先日LIXILのショールームがオープンしました。
今日お客さまと一緒に初めて行ってきました。
1階はエントランスロビーとなっていましたが、いきなり薄幕ディスプレイに驚かされました。
建材やタイルの展示もあったようですが、あくまでロビーという感じ。
2階はトイレ・洗面・お風呂。それほど展示点数は多くありませんが、今日は平日ですいていたのでゆっくり見られました。
3階はキッチン。イナックスの展示はわずかでした。サンウェーブがほとんど。今日はイナックスさんの案内だったので、隅っこの方で説明していただきました。そのせいかちょっと窮屈に感じました。
お昼にイナックスのアドバイザーの方に教えていただいた「尾張屋」という蕎麦屋さんに行きました。
なかなか良いお店でした。味もよしです。
リフォームの三種の神器
エコポイントの導入のおかげか、いまや断熱リフォームもメジャーになりました。
リフォームの三種の神器という記事を見つけました。
それによると、
1)健康素材
2)断熱サッシ
3)床暖房
だそうです。・・・納得。
京町家
昨日は京都市などが主催する、景観・まちづくりシンポジウムに参加してきました。
今回のテーマは「明日に活かす京町家」でした。
京都では、市が中心となって京町家の調査を何年にもわたって続けているのだそうで、その実態と今後のビジョンについて意見交換が行われました。
内容は、三部構成になっており、一部で調査内容についての報告、二部では分科会に分かれて意見交換、三部でまとめが行われました。
まず、調査報告を聞いて驚いたのですが、現在京町家と呼ばれるものが、4万7千軒もあるということでした。
しかしよくよく聞いてみると、みなさん(私も)がイメージするいわゆる”京町家”だけではなく、戦前につくられた連棟の借家(長屋)・袋地の借家などを含めています。
確かに、これらの建物も、京都あるいは日本のある時代の生活文化をのこす重要な風景であるかもしれませんが、商家の立派な建物やお茶屋建築などのような建築的・芸術的な価値のある建物と一緒にするのは、いかがなものかと思わせます。
言ってみれば、既存不適格の建物群を、評価しているようで、なんとも変な感じでした。
二部の分科会では、景観をテーマにしたところに参加しました。
調査員が選んだ”ベスト町家”の写真がいくつか並べられ、その中からベストオブベストを選ぶという投票が行われたのですが、ベスト3はいずれもお茶屋建築でした。
しかしこの中でも、路地の風景が多数出てきました。
よくよく考えると、数十年前に建築基準法・都市計画法が制定されましたが、これを順守すれば、日本の風景は一変することに他ならないのです。
京都市内だけでなく、地方の都市でも、狭い路地の風景はいたるところにありますし、防災という名のもとに、これらがコンクリートに取って代わって雑然とした風景になっていることは間違いありません。
法律の縛りだけでなく、住む人の生活習慣も大きく変化していますから、生活文化の象徴である住まいも当然変化してしまいます。かつての京町屋は、商家の店であり住まいでした。そこに生活し、商いをするという合理性がありました。それが今はほとんどなくなっています。
夏涼しい町家といわれますが、現代の街並みの中にある町屋が、どれほど風通しがよいのか、またぶっそうなこのご時世窓を全開にして生活することができるのか、ましてや冬の寒さはどうなのか・・・。
そんな中、この前にもご紹介した、平成の京町家プロジェクトがはじまったのです。
今の時代に合わせた、新しい技術を生かした変化を、京町屋も遂げなければいけません。
さらにそれを、まちの景観として取り戻すためには、法整備の見直しを繰り返しながら、何百年もかかるかもしれません。
長期優良住宅の助成金
長期優良住宅の普及促進のための助成金が、本年度も10月末で締め切りとなります。
前にも書きましたが、これを受けるためにはかなりの時間を要しますので、実質上今年度は打ち止めとなります。
先日来手続きを進めていた案件が、ようやく「補助金交付決定」となりました。
はじめのステップである、長期優良住宅の技術的審査の申請を提出したのが7月30日でしたので、まるまる2カ月を要したことになります。具体的には、通常の確認申請と並行して、①技術的審査(3週間)②京都府の認定(3週間)③補助金の申請(1週間)と、3つの手続きを行うことになります。①・②に支払う付加的な手数料(③は無料)等はあわせて7万円くらいですが、それに伴い書類作成(特に①は膨大です)があることは言うまでもありません。
これだけやってエコポイント30万円だったら、やめておいた方がよいというかもしれませんが、今回は100万円いただけるということなので、頑張りました。
通常の確認申請のみの手続きでしたら、2~3週間ですからずいぶん時間がかかることになりますが、これもやむを得ないということになります。
この決定を受けて、いよいよ本格的に着工ということになります。やれやれ・・・
京田辺の39.9℃
このところ京田辺が全国ネットになっています。
先日9月の国内最高気温を記録したとして、ニュースに出ていたのですが、昨日の京都新聞に、アメダスの測定器がつる草で覆われている写真が載っていて、データの信ぴょう性が問われると書かれていました。
それがまた夕方のニュースでどっと報道されて、ちょっと有名になりました。
今朝の新聞では、39.9度は今のところ公式データとして認めるけれども、さらに検証するとの発表が報じられていました。
すぐお隣の京田辺市のことですので注目していますが、あまりうれしい話題でもありません。
けれども、京田辺市のアメダスがそうだったのだから、全国に数千か所(?)あるポイントはどうなのだろうかと思ってしまいます。
京都府下の全個所を点検するよう指示があったらしいですが、他の府県は大丈夫??
高齢者のデータが嘘ばっかりでしたから、気温のデータも怪しいかもしれませんね!?
平成の京町家
このところ京町屋ブームが加速しています。
古い京町屋を改装したレストランや雑貨屋さんなどの店舗が続々とオープンし、不思議な空間を楽しめるようになりました。
また、町家を改修して、旅館やホテルにしているところもあり、京町家を体感できるツアーなどもできるそうです。
京都市内にはまだまだ数千件の町家が残っていると言われ、その保存を望む声が高まっています。
しかし、現実的には、昔のままのつくりでは、冬の冷え込みは耐えられず、空き家が増えています。
以前私が、町家に暮らす方とお話しする機会があり、町家での暮らしぶりについて尋ねたところ、「辛抱します」と言われたのが印象に残っています。
昔の家では、火鉢にあたって寒さをしのいでいたのですが、今もその暮らしは変わらないのです。風通しが良い家は冬は家の中でも氷が張るほど冷え込みます。そんな家での冬の暮らしは”辛抱”あるのみだとか・・・
夏は打ち水をすれば、風が通って涼しいイメージがありますが、実際は防犯性などから窓を閉めないといけませんし、そもそも、今年のような暑さでは、エアコンなしでは過ごせません。そうすると、断熱性が極めて低い構造の京町家は、とってもすみにくい家ということになってしまいます。
まわりの環境が大きく変わり、ライフスタイルも変わった今、外観や内装のデザインは魅力的でも、性能には、ずいぶん手を加える必要があります。さらに、耐震性や防火性ということになると、どうしようもないというのが現実ではないでしょうか。
そう考えると、何も古い町家の改修にお金をかけなくても、新築すればいいんじゃないと私は思います。
今なら、昔ながらの木組みで家を建てることのできる大工さんもたくさん残っていますから、現在の耐震・断熱の技術とあわせれば、まさにハイブリッドなnew京町家ができると思います。
ということをいつも申し上げてきたのですが、ついにその時がきたのか!!
「平成の京町家」と銘打って、京都市が大きな舵を切りました。
いままで、改修ばかりに取り組んでいたのですが、前述のようなハイブリッド京町家を「平成の京町家」と呼び、認定をするそうです。
しかも、先着5件には200万円の助成金がもらえます。
さらに、長期優良住宅の認定も受けることになるのですが、木のいえ整備促進事業の助成金100万円もあわせてもらうことができ、税制優遇も受けられます。
これはメチャメチャ得ですよ!!
でも先着5件ということは多分いまからご相談いただいても間に合わないでしょうから、来年の枠に期待しましょう。
住宅照明の調光が進化した
近頃LEDの照明器具がずいぶんと充実してきました。
それとあわせて、演出照明が住宅にも積極的に取り入れられるようになってきました。
そもそも、LEDは省エネで長持ちだけれども、演色性がよくないとか、調光できないとか、とてつもなく高いとか、いろいろと欠点がありましたが、それらの欠点を克服し、新しい時代をつくろうとしているようです。
そのひとつが、住宅用の調光システム。
今まで調光できなかった、蛍光灯やLEDもあわせて調光することができるのですが、今までのライトコントロールスイッチとは次元の違う代物です。
ひとつひとつの器具を調光するのではなく、複数の照明を組み合わせて演出するさまざまなシーンを記憶し、ボタンひとつで切り替えをしてくれます。さらにタイマーを使ってコントロールすることも可能です。
値段は少々高くつきますが、スゴイと思います。
とはいうものの、住まいの照明にそこまでやる必要があるのかは少々疑問です。
そよかぜの家には、どちらかというとテーブルにローソクを置いてみたり、アンティークのスタンドを置いたりというような、ちょっとローテクでアナログな感じが合うのかもしれません・・・
大雨・・・
今日は猛烈な雨でした。
このところ、1時間当たり100mmを超えるような猛烈な雨が各地で記録されています。
そんな雨は、私はまだ目の当たりにしたことはありませんが、今日断続的に降っていた強い雨が、1時間降り続いたなら、多分100mmくらいになるのかなと、想像するのがやっとです。
ニュースなどでも耳にされたこともあるかもしれませんが、日本の防災対策のなかで、集中豪雨に対する対策は、最高で1時間当たり50mmの雨を想定しています。
これは、当時の統計データのなかで、一番強い雨が50mmくらいだったので、100年に一度の大雨に備えるには、50mmの雨に耐えなければならないということだったのです。
ところが、ここ数年、50mmどころか100mmというような雨が記録されるようになって、防災対策が根幹から崩れているのが現状です。
私の地元のように、田んぼがたくさんあると、一時的に遊水池として機能してくれますが、都会の真ん中では、すべての雨水が一気に水路に流れ込み、大きな被害をもたらすことになります。
既存の水路の幅では到底処理できない量の水が流れ込んでくるような事態が、日常的に起こるかもしれません。
さて、1軒の家に目を向けても、雨対策を考え直さなければならないかもしれません。
たとえば、樋の大きさはどうでしょうか?今日のような猛烈な雨が降っているとき、まわりの家の樋を見てみましょう。縦樋に飲み込みきれない雨水が、軒からあふれていることがあります。
縦樋が飲み込めない理由は、単に縦樋が細いということではなく、その先にある地中の雨排水が細いということも考えられます。住宅の排水設計も、お国にならって雨量の想定をしていますから、足りないのも当然です。
まあ、敷地内の排水管だけを太くしても、注ぎ込むはずの側溝があふれていたら、どっちみち流れませんから、我が家だけ助かろうという考えは成り立ちません。
つまり、残念ながら「仕方ない」というのが実情なのです。
認証木材
長期優良住宅の助成制度について、昨日も書きましたが、「木のいえ整備促進事業」の助成金は、通常100万円の上限が、特定の場合120万円まで増額されます。
それに認証木材が関係します。
もともと、京都府の場合は、府内産木材を使用した場合に20万円を上限に助成する制度があります。
これは、地元地域の木材を使うことで、輸送にかかるCO2の排出を削減すると同時に、地域の林業の活性化を狙ったもので、京都府は他に先駆けて取り組んできました。
今回の木のいえ整備事業での上積20万円は、産地証明が取れれば、九州だって北海道だってOKです。それどころか、北米であってもアジアであっても、計画的に植林するなどして、環境保護を図っていると認証されたものは、助成の対象になるのです。
実は、府内産木材を使用すると言っても、柱や土台などを除き、構造材に用いるためには十分な量が確保できないことや値段的な負担がネックとなって、実質的には無理があります。
おそらくそのような実態を踏まえて、対象をひろげたものと私は推測しています。
ところが、この認証木材という制度、材木やさんも建材やさんも知りません。つまり、私が認証木材を使いたいと言っても、それを手に入れられないのです。
まあ、柱・土台や造作材に使う、杉・桧などは、京都府内産だけでなく、奈良・和歌山・岡山・広島など、周辺の山地のものも助成の対象となるので、ずいぶんと使いやすくはなりますが、量的に多くを占める構造材は、米松であり、それに対しては、認証木材なるものは、あまり流通していないようです。
事業仕分で特殊法人といわれるものにメスが入れられる中、新しい制度ができるたびに、これらの認証にかかわる団体が設立されています。100万円の助成金を出すために、国が使うお金はウン百万にもなっているかもしれません。
一生懸命情報を集めて手続きをして、翌年はまた違う手続きをしないといけないというのは、結構きついですね。
木のいえ整備促進助成金
長期優良住宅の認定を受け、住宅履歴情報を整備し、建築中の現場を公開するという条件で、最高100万円の助成金が受けられる制度が、「木のいえ整備促進事業」です。
当社が設計・監理する物件で、助成決定をいただきました。
設計者の仕事というのは、いわゆる設計業務のほかにも、確認申請等の手続きをしたり、開発協議をしたりといろいろな事務手続きが含まれます。むしろ、そういった事務仕事にとられる時間の方が多いかもしれません。
今回の案件は、開発協議からスタートしたので、プランが決まった後、建物の着工まで丸3か月を要しましたが、その間、町との開発協議、確認申請の事前協議、民間の確認検査機構での確認申請、それと並行して、長期優良住宅の技術的審査、その後府の長期優良住宅認定申請、そして最後に、助成金の申請を行いました。
いろいろな制度ができるのはよいのですが、いわゆるワンストップサービスだとどれほど楽でしょうか。
BIMとは?
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)。コンピューターの中にバーチャルな建物を構築し、その情報を設計、施工、管理などの全プロセスで活用する考え方のこと。
要するに、通常は2次元の図面であらわされるさまざまな情報を、バーチャルな立体の中でつくってしまうというものです。
大きなビルなどでは、何千枚もの図面が作成され、それらの図面を細かくチェックするのがものすごく大変なのですが、コンピュータ内のバーチャルな”現場”を目で見て確認することができるという素晴らしいシステムなのです。
設備配管の位置などが一目瞭然でわかるので、維持管理にも力を発揮します。
住宅にはそこまでのシステムはありませんが、リフォームのときに「配線がどうなっているか、天井をめくってみないとわかりませんわ」なんてことを言わなくても良い時代が来るかもしれません。
もっとも、データ通りに現場が施工されているかどうかという問題もありますが。
梅雨の晴れ間
久しぶりの晴天です。しかも明日からはしばらく雨の様子。
今日しかないとばかりに外部の土間仕事を予定していたのですが、なんとか天気予報もあたり、ホッとしてます。
ところで、一所懸命書き続けてきたブログも、今や風前の灯となっています。そんな状態にもかかわらず、このところアクセス数が急上昇しているではありませんか!
調べてみると、去年書いていたホタルの話題がヒットしていたようです。
そういえばホタルシーズンだったんですね。そこで、プチホタル情報を。
井手町のホタル公園は、近所の人によると、今年は少ないとのことでした。
宇治市植物園では今年もホタルナイターをやっており、ちょうど今が見ごろのようです。でも、そもそもそれほどたくさんいないと思います。それに、ここの込み具合はハンパではありません。
有名なホタルスポットでは、風流にホタルを眺めるというより、人ごみを見に行くようなものですね。
それでもホタルを見たこともない子供たちに、見せてあげることも親の務めかな?
今日も大阪ナンバーの車がたくさん来るでしょうね。
断熱性を高めると健康になるというデータ
「健康住宅」と屋号につけている当社としては、建物の性能によって住む人の健康を維持・増進することができるという考えを持っています。
生活習慣病と呼ばれる、食生活やライフスタイルが原因で起こる疾病があるというならば、多くの時間を過ごす住まいの環境が身体に及ぼす影響をいわゆるシックハウスという言葉だけで片付けるわけにはいきません。
健康住宅そよかぜの家では、断熱気密性能を高め、計画換気を適正に行うことで、空気環境の良い住まいを実現してたうえ、さらに自然素材や手仕事をとりいれることで、「居心地」を高め、心身ともに健康でいられる住まいを提供しています。
しかし、住宅の性能を高めるといくら得なのかという金銭的な尺度は今までありませんでした。
去る5月6日、健康・省エネ住宅を推進する国民会議が開催した、「健康・省エネシンポジウム」で、建築研究所理事長の村上周三さんが面白いデータを発表されました。
報道によると、断熱住宅では、疾病で生じる医療費や休業損失を、1人当たり年間9400円削減でき、冷暖房費削減費用を追加して考えると、16年で回収できるのだそうです。
省エネだエコだと騒いでいないで、健康を第一に考えた住まいづくりを推奨したいものです。
太陽光発電だけじゃない
太陽光発電について人気が沸騰していますが、太陽熱利用のシステムもあり、実はエコポイントの対象にもなっています。
そもそも、太陽光発電よりも、太陽熱を利用した温水システムの方がむしろエコであるという考え方もあるくらいです。
従来から太陽熱温水器を訪問販売で取り付けている業者はいましたが、漏水などの故障が多く、10年ほどで使えなくなってしまうことが多かったようです。実際に私も、何回も太陽熱温水器をはずしてほしいという依頼を受けています。
一方で、最新式の太陽熱利用システムがこのほど開発されました。
大阪ガスから発表された太陽熱利用ガス温水暖房システムです。
ガス代を20%節約できると言いますが、値段もそこそこしますね。
ちょっと注目の商品です。
商工会連合会の会報に
今般発行された京都府商工会連合会の会報に、「知恵の経営」の認証を受けた企業として紹介されました。
さっそく知り合いから見たでという電話もいただきました。
けれどもこの冊子、一般の消費者の手元にはあまり届かないでしょうから、あまり営業上のプラスにはならないでしょうね。
これとは別に、さる25日に、京都府が主催する「知恵の経営」認証企業が参加する、報告・交流会というのが催されたのですが、年度末ということもあり、参加することができませんでした。これまた営業につながらないですね。
それでも、京都府の認証を受けているということは、新規で仕事を依頼しようかというお客さまにとっては安心材料の一つであり、記事にも書いてあります通り、苦労して申請した甲斐はあったとは思います。
ちなみに、この冊子をたくさんいただきましたので、読みたいという方はご一報ください。
仏壇を置く場所
住宅を設計するときに必ず考えることになる仏壇。
私のところは田舎なので、大きな仏壇を置かれるお宅が今まではほとんどですが、いまどきの仏壇事情は変わってきています。
私自身、子供を小さいときになくしており、実家にある先祖の仏壇とは別に、子供の位牌のはいった仏壇を自宅においているのですが、家族がいつも集まるダイニングテーブルのすぐ横に、小さなものを置いています。写真なども一緒に並べ、ちょっとしたメモリアルコーナーという感じにしています。
法事などで大勢でお参りしてもらうことがある場合を想定すると、和室に仏間を設けることがやはり多いのですが、冠婚葬祭がどんどん簡素化されてきたのに伴い、仏壇のあり方も変わってきているのです。
これはユニット仏壇と呼ばれるものです。ユニットバスなんかのイメージとよく似ています。
リビングなどの壁面収納の中にこのユニットをはめ込むのだそうです。
価格は10万円台からあるみたいです。(写真のものは30万以上します)