健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」
銅板の屋根に穴が・・・
銅板の穴、わかりますか?
屋根の腰葺に銅板を張っているところって、京都ではよくあるのですが、最近厄介なことが起こります。
写真はとある茶室の屋根ですが、瓦のくぼんだ所から、雨水が銅板に伝うので、ちょうどその部分が傷んで穴が空いてしまいました。
昔(20年くらい前)は「アカ(銅)の屋根は100年もつ」て言われていたんですがね・・・
なぜこんなになったか実のところよくわからないんですが、酸性雨や大気汚染の影響で、瓦に降り積もったホコリが、わずかな雨が降ったときに、高い濃度で溶け出し、写真のような部分を傷めてしまうのではないかと思われます。瓦の小口にも土みたいなのがこびりついてますが、この中に化学物質などが混じっているのでしょうか?
ザーッと降れば、いっぺんに流れていくのですが、濡らす程度の雨の時、濃いのが表面張力で残っちゃうんでしょうね。
そんなわけで、最近は銅板を使わず、表面をコーティングした鋼板を使用することも多くなりましたが、銅は独特の経年変化が味わえるので、捨てがたいですね。
さて、これどうやって修理するかといいますと、穴の部分にコーキングを打って、応急処置はOK。
穴の修理だけなら、ハンダ付けすればよいのですが、今回は横一列に点々と穴が空いていたので、一文字葺の銅板をもう一枚かぶせて、瓦の下に差し込みました。
これで10年くらいは大丈夫でしょうが・・・。
てっぽうムシ
この芋虫みたいなやつ、「テッポウムシ」です。
カミキリムシの幼虫で、生きている木(伐採される前)に産み付けられて、木の中で成長します。
地松材に入っていることがよくあり、伐採後も木材の中で生きていて、ミミズが這ったような跡をつけてしまう厄介な虫です。
といっても、成虫になると飛んで行ってしまうので、シロアリのように放っておくと食害されて家の寿命を縮めてしまうというようなことはありません。
近くにいたので、多分これが成虫。
今回は雨漏りで腐ってしまった木材(腐葉土のようになって湿り気もたっぷり)に卵を産みにきたみたいです。
先にも書きましたが、普通は生きている木に寄生するので、建物から出てくることはあまりないはずなのですが、先日、築後10年以上たっている建物の桧の梁が、テッポウムシに食われました。
化粧梁にミミズが這ったような跡ができてきたとのことだったので、みてみると、テッポウムシのようでした。
ここは雨もりもなく、健全な状態だったのに・・・
異常気象で生態が変わったのだろうか???
25年度の太陽光発電設備の補助金が決まりました
来年度の住宅用太陽光発電設備に対する補助金が決まりました。
激減です!!
しかも対象となる設備の価格もかなり低くなっています!!!
メーカーはついてこれるのだろうか??
http://www.j-pec.or.jp/news/t13031401.html
24時間換気の掃除
尖山ショールームには2台の24時間換気扇を設置しているのですが、しばらく(たぶん4~5年)掃除をしていませんでした。
思い立った時にやらないと・・・
取出してみると、こんな状況。数年分のホコリがしっかりたまっています。
これが1階用。1回には薪ストーブやお仏壇などもあり、ほこりがやや多いですが、数年分になると2階との差は歴然です。
シロッコファンの間を、綿棒でホジホジすると、この通り。結構取れました。
2階はこれの3分の1くらい。2台で所要時間20分。
これだけとれるとやってよかったと感じます。
そよかぜの家にお住まいの方、2006年ごろまでに完成したお家は、これとおんなじタイプの換気扇をつけています。
天井裏に換気扇が入っているという方はそうです。
掃除をしていないという方は、勇気を出してやってみましょう。
やり方を忘れたという方はご連絡ください。
2006年以降で、洗面所などに換気扇がボンと飛び出していて、普段フィルター掃除をしている方は、新しいタイプですので、本体を掃除する必要はありませんので、ご安心ください。
気密測定完了
気密測定を行いました。
強風のため測定がなかなかできませんでしたが、無事合格。
c=0.6cm2/m2ということで、まずまずです。
自然給気口・エアコンスリーブ・給排水配管を仕込んだ後なので、若干性能が落ちることを考慮すれば、かなり上出来です。
参考までに、c値というのは、床面積m2あたりの隙間の大きさです。
この建物の場合、延べ床面積が117m2なので、家全体で117×0.6≒70cm2の隙間があるということです。
70cm2ってピンときませんよね。名刺の大きさが約50cm2なので、名刺1.4枚ということになります。
玄関や窓などのサッシにもいくぶん隙間が生じますから、それ以外のところに隙間はほとんどないということです。すごい!!
ちなみに、一般的に高気密住宅と呼んでもよいという数字が、c=5.0です。けれども、2.0以下でないと計画換気ができないとも言われています。「えっ」と思われるかもしれませんが、気密性が低いと、温度差や風圧などによって、勝手に換気が起こってしまい、およそ計画通りにいかないということです。そればかりか、家全体をまんべんなく喚起することができず、換気不足になるエリアが生じてしまうのです。
要するに、気密性が高いから換気が必要になるのではなく、きっちり換気するためには高い気密性が必要ということです。(←重要)
計画換気について詳しい話を聞きたい方は、いつでもお問い合わせください。
breeze@soyokazenoie.com まで
施工事例のページを更新しました
施工事例のページを更新しました。
昨年完成していてご紹介していなかった2件をアップしました。
また、T様邸、O様邸、U様邸の新しい写真を追加しました。家具が入るとずいぶんイメージが変わります。
併せてご覧ください。
新年あけましておめでとうございます
みなさま新年あけましておめでとうございます。
寒い正月となりましたが、みなさま風邪などひいておられないでしょうか?
今朝の事務所は3℃。家中が18℃のそよかぜの家に比べると、ものすごく寒いので、私も風邪をひかないように気を付けないといけません。
おかげさまで、健康住宅そよかぜの家一級建築士事務所として独立して、6回目の正月ということになります。
心新たに、初心を忘れず、頑張ってまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
免許更新
本日から建築士事務所の登録が新しくなりました。
前回の登録から5年がたち、更新となりました。
宅建業・建設業も独立した時に免許・許可を受けたので、これらも間もなく更新となります。
あっという間の5年間でしたが、あらためて、協力業者の皆様・家族に感謝です。