このところの原油高のあおりを受け、寝ても覚めても値上げ値上げ・・・・
にもかかわらず、景気は下降し始め、所得は増えず、そうすると消費がますます減速するということになります。
こんな時一番影響を受けるのが外食産業です。
先だってマクドナルドが値上げを発表したところなんですが、デニーズでは集客を確保するために2割も値下げするようです。
2割とはまた思い切ったもんですねぇ。原価率の低い飲食店とはいえ、かなり思い切った作戦です。
数年前に、ガスト・サイゼリア・ジョイフルなどサービスやメニューを合理化してローコストにしたファミリーレストランが進出しました。また、回転すしや焼肉食べ放題なども乱立している中、同じサービス・メニューで価格だけを大幅値下げしてくるのか、一度行って確かめてみたくなります。
マクドナルドは、以前にハンバーガー80円にして失敗したので、今度は値上げをしてくるのですが、各企業の戦略の違いは興味深いものがあります。
高度経済成長の時代は、大量生産することで価格が安くするというのが利益を上げるための唯一の方法でしたが、この方法は大量の在庫を抱えるリスクを負うことになります。ニーズが多様化している現在、多品種少量生産の時代において、企業がスケールメリットを発揮する場面は少なくなっています。
景気動向うんぬんいう以前に、ファーストフードやファミリーレストランという形態が、時代に合わなくなってきたのかもしれません。
住宅業界においても、いわゆるハウスメーカーが苦戦をしています。
もともと建材メーカーを母体とする企業ですから、規格化することで系列会社の材料を大量に消費しなければならない使命を持っていましたが、それができない時代なのです。
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