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健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」

片流れ屋根の棟換気

片流れ屋根ということは、棟はないのですが、片流れ用の棟換気というものがあります。

軒先換気というべきところなのでしょうが、軒裏の換気口と区別するためにこのような言い方をしているのでしょうか。

棟換気というやり方はそれほど昔からあるわけではなく、最近になってその弊害(?)もわかってきました。

屋根裏の温かい空気を、一番高い棟の部分で抜くことになるので、非常に換気効率がよく、かなりの勢いで熱気が放出されます。反面、出ていく分の空気をどこかから吸い込まないといけないのですが、工法によっては、軒裏の換気口から入ることになります。そうすると、この軒裏換気口から、かなりの勢いで空気を吸い込むことになります。

たとえば真夏の夕方、屋根裏の空気は日中に暖められているので、棟換気が暖かい空気をドンドン放出していますので、軒裏換気口はかなりの勢いで空気を引き込んでいます。こんなときに激しい夕立があったらどうでしょう。強い風で軒裏にまで雨が巻き上げられますが、その巻き上げられた雨を、軒裏換気口から吸い込んでしまうことがあるのです。

こうして軒裏から雨が漏れるという事態が起こってしまいます。

棟換気がない場合でも、あり得ますが、より起こりやすくなるといえます。

そよかぜの家の場合、外張り断熱で外壁通気工法をとっているので、土台の水切りの隙間から棟まで空気層が続いてます。軒裏換気口がなくても、棟換気は機能を発揮してくれるので、あえて危険を冒さず、軒裏換気口をつけないこともあります。

今回は、片流れなので、吸い込む力がより強くなると考えられるので、軒裏換気口はつけませんでした。

高い方の軒裏で、排出口として軒裏につけることも考えたのですが、万が一の雨漏りの危険を考え、”片流れ用棟換気”というものを採用しました。

ご覧のような断面で、小口はカバーでふさぎます。

これで出来上がり。


実験

尖山ショールーム(=私の自宅)ではいろいろなテストを行っています。

そもそも、そよかぜの家の高気密高断熱や自然素材の住み心地を自ら体験するために建てたようなもんですから、いろんなところで、新しい素材を試しています。

ICASシステムや塗り壁材のテストなど、寝室の壁はその歴史が刻みこまれているのです。

今回の実験は、それに比べると簡単です。

ご覧の写真、これまたちょっと見にくいですが、ダイニングのペンダントです。

3つのランプが微妙に違うのがお分かりでしょうか?

実は、今話題のLED電球を使ってみました。以前にもご紹介しましたが、小型のクリプトン電球サイズのものは、まだまだ高額でしかも光量が足りないものがおおかったのですが、最近ではずいぶん値段も下がってきた上、光量もそこそこ上がってきたので、ためしに使ってみました。

3つのうち、真中の一つだけが、従来のクリプトン電球です。

LEDはグローブの上の方が暗くなっています。一応電球色のLEDなのですが、蛍光灯ほどではありませんが、若干青白い感じがします。

つけた瞬間は、ずいぶん違和感がありましたが、数日経つと慣れてしまいました。

今のところの感想は、

①演色性は電球の方がずいぶんよいが、一般住宅に使用するレベルであれば、慣れたら一緒という感じ。

 写真のようなダイニングは、食材の見栄えが少し変わる気はするが、熱を発しないという魅力も大きい。

②電球の値段と電気代を比べると、まだまだ得だというほどではないが、吹抜けの照明など、電球の交換が大変なところへは、LEDはお勧めだと思います。

ちなみに、シリカ電球サイズのものは、小型のものよりも、光量・演色性とも優れているように思います。価格も安いので、一気に普及するのではないでしょうか。

ヒヨドリ??

昨日からいっぺんに寒くなりましたが、事務所の前の梅ノ木に、つがいの鳥がやってきました。

野鳥には詳しくないのでよくわかりませんが、ヒヨドリの仲間でしょうか??

先日購入したカメラで望遠撮影してみました。

なかなかうまく撮れてるでしょう。

プチリフォーム

ご近所でプチリフォームをさせていただきました。

ちょうど広角カメラを買ったので、ためしに撮ってみましたが、撮り慣れていないせいもあって、帰ってから見てみると、こんなに歪んでました。色合いも良くありませんね。子供たちがWiiをやっている最中だったので、止めるのもかわいそうだからそのままとったらこうなりました。まあご辛抱ください。

地デジ対応のテレビに買い替えされるおり、既存の造り付テレビボードでは入らなくなるということで相談があり、工事をさせていただきました。

ご覧のようなローボードをつくりつけたのですが、天板にはナラの横はぎ板を、その他は集成材を使いました。

シックな色目で艶消しの塗装をお好みでしたので、リボスのオイルフィニッシュとしました。

壁はちょっとおしゃれなモザイクタイルを張りました。上部にウォールウォッシャーを配しているので、照明をあてると陰翳が出てきれいです。

テレビ本体は壁掛けにし、壁の中を配線が通って、ローボードの後ろに出ます。ローボードには、もともとあったステレオを納め、テレビの音をステレオのスピーカーで鳴らせるようにつなぎました。

新しいローボードに合わせて、アジアンテイストのカゴを買ってきてくださったので、いい感じに納まっています。


薪ストーブの火入れ式

今年ストーブを設置したお宅では、待ち遠しい冬なのですが、シーズンインに先立って、ストーブの火入れ式を行います。

昨日は、左京区のお宅に伺いました。

平日ということもあり、夜8時ごろからになってしまったのですが、子供たちも起きて待っていてくれました。

京阪エンジニアリングの川上社長も子供たちの鋭い質問攻めに、ややタジタジでした。

無事に火がついて、炎の美しさに見とれる、ご主人と川上社長、それにご長男。

どういうわけか、火に興味を持つのは男の子です。

グッと照明を落としてみました。

炎のゆらぎ

動画も撮ってみました。

はじめての動画アップです。映るかな??

※オンラインで動画が見れないときは、右クリックして”対象をファイルに保存”してからご覧ください。

地鎮祭ってどうするの?

先日上棟式のお話しを掻きましたので、今日は地鎮祭について書いてみます。

地鎮祭というと、笹を四方に建てて、縄を張り、それにごへい(棟上げのごへいではなく白いぎざぎざになった紙)をつけ、その囲い中に祭壇をつくります。祭壇脇に、砂を円錐状に盛ります。

祭壇には供え物が必要で、海のものと山のものを備えます。海のものとは、海産物のことで、昆布やするめの他、鯛をじゅんびすることもあります。山のものは、野菜や果物などです。それに加えて、塩・洗い米・お酒を供えます。

式典は、神主さんの進行に従い、刈り取り、鋤取、鍬入れと進め、玉串を奉天します。

最後に、お神酒をいただいて終了となります。

住宅の地鎮祭の場合、神主さんが一人で来て取り仕切ることがほとんどですが、丁寧な場合は巫女さんが数人ついてくることもあります。

この場合神社に支払う料金は、3万円くらいです。大勢来られた場合はその分多く包みます。

費用としては、神社に支払うものの他に、笹などの準備や、テントの設営なども含め、3~5万円くらい必要です。

上棟式が簡素化されているのと同じく、地鎮祭も簡素化しています。

最近では、神主さんを呼んでまですることはほとんどなくなりました。

私の会社の近辺では、伏見の城南宮が安全祈願で有名で、ここでお祓いをしてもらう方が大多数です。

お祓いにもいろいろコースがありますが、一般的なコースのお祓いをしてもらうと、写真のようなセットがもらえます。

これで、地鎮祭から完成まで、現場を守ってくれるということになります。

左の袋に入っています。私たちにとってはなじみの柄です。

袋の隣が、清めの砂。これを敷地にまいて、簡易の地鎮祭とします。

その隣が、方除けのお札。工事の間、敷地の鬼門の角に飾っておきます。

その隣の四角い箱が、鎮め物。基礎工事の際に、建物の中央に埋めます。

一番右が、上棟のお札。この前ご紹介した御幣と一緒に、上棟式で飾り、その後屋根裏に納めます。

というふうに、このセットがあれば、ひと通りの行事はすべて行うことができます。

もっとも、このセットがなくても、行事ができないということではありません。

酒と米・塩をまいて地鎮祭をとり行い、上棟は御幣をこちらでつくりますから、お札はなくてもできます。

信心しているわけではないが、なんだかしておかないと気持ち悪いというような方には、数千円でひととおりやったことにできるので、お勧めです。

リユース

以前にご紹介した、レトロな窓。

実は再利用しようとしたものの、うまく寸法が合わず、断念しました。

せめてパーツだけでもということで、真鍮パーツを磨いて再利用しました。

結構いけてます。

上棟式

先日木津川市の現場が無事に上棟を終えました。

写真は、御幣(ごへい)といい、京都ではこのような形に飾ります。

さて、「上棟式ってどうすればいいの?」という方も多いはず。何度も経験する人は少ないですからね。

私が仕事をしている京都南部エリアは、古い風習が残っていいるところも多いので、十年余り前までは、結構派手にドンチャン騒ぎをしていました。ご近所や親戚が集まって、時には鏡開きをしたり、今の時期なら松茸のすき焼きがでたり、大宴会をしていました。

そもそも、40年くらい前なら、レッカーもそれほど普及しておらず、棟上げというと、本当にご近所の方が手伝いに来て、材料を運んだりしていたそうです。また、家を建てること自体、3世代に1回くらいなので、本当に地域の人のお祭りのような感じだったようです。

一方大工さんにとっても、棟上げというのは特別なもので、多くの職人さんの協力のもと、無事に上棟までこぎつけられたといういみで、職人さんをねぎらう場でもあります。職人さんの中には、棟上げの宴会を楽しみに仕事を頑張っているというくらいの人もいました。

それから、だんだんと簡素化されてきましたが、それでも一生に一度のことですから、存分に喜びを分かち合いたいという施主様が根強く残っていました。

状況が一変したのは、数年前の飲酒規制の強化です。

それ以前も当然飲酒運転はいけないことだったのですが、基準が厳しくなったことで、コップ1杯でもアウトということになります。

これをきっかけに、私の場合は上棟のときの飲食を一切しなくなりました。

現在では、写真のような御幣を飾り、お神酒・洗い米・塩を用意し、上棟式のみ簡単に執り行います。宴会はなしです。

おもてなしがない代わりに、御祝儀を少しだけご用意いただくようにお願いしています。大工さんの楽しみですから。

薪ストーブのガスケット交換

日に日に朝晩の冷え込みが増してきました。もうすぐ薪ストーブの季節がやってきます。

毎年この時期、煙突掃除をするのですが、今年はガスケットも交換が必要です。

ガスケットというのは、ストーブの扉などについている気密パッキンのことで、ガラス繊維などでできています。

使っていくうちにだんだん固くなってきて気密性が悪くなり、ストーブの空気量の調整などがうまくいかなくなってきます。

ウチのストーブは、丸6年取替をしていなかったので、いくらなんでもそろそろ取り換えることにしました。

まずは、フロントドア。上に持ち上げると簡単に外れます。

古くなったガスケットをはがします。

本体にこびりついた耐火セメントを、マイナスドライバーでこそげとります。

あとはこの耐火セメントをつけ、新しいガスケットをはめ込むだけです。

・・・とおもったら、この耐火セメントが硬くてうまく塗れません。よくよく使用方法を見てみると、事前に柔らかくなるまで揉んでおかないといけなかったようです。いったん蓋をしてモミモミしたら、ずいぶんと塗りやすくなりました。

取替ができたら、本体にドアを取付、しっかりと締めて24時間置いておけば出来上がり。

意外と簡単です。

ガスケットは、F500の場合、フロントドアの他に、アッシュドア(灰を掻きだすところ)とサイドドアも取替が必要です。

ガラス押えなどは変えなくても大丈夫だそうです。

今回は、いつもお世話になっている京阪エンジニアリングさんに、「F500用のガスケットをください」と頼んだところ、”フロントドア用””アッシュドア用””サイドドア用”とそれぞれ対応する太さのものを必要な長さに切って分けて袋に入れてくださったので、迷うことなく作業ができました。材料代は耐火セメントと併せて6000円くらいでした。

ところで、写真で気付かれた方もおられるでしょうが、ストーブ本体に赤さびが出ています。

普通はこんなにさびが出ることはないのですが、今年に限ってあちこちがさびてしまいました。

これは、昨シーズン、杉・桧・松などの針葉樹をずいぶんたくさん燃やしたことと関係がありそうです。

針葉樹は、ご存じの通り、油分を多く含んでいますので、火力がとても強いのです。ストーブの温度が必要以上に高くなると、鉄に熱酸化が起こります。これがさびにつながったようです。

それほどひどい状態ではないので、このまま使うつもりですが、針葉樹を燃やす時は温度管理をしっかりしないといけませんね。

それと、昨年は、ピザやら何やら料理をいっぱい作りました。これらの料理をつくるときに、食材から油が出ます。

フロントガラスなどが油でべたべたになったりしますが、燃やしているうちに、きれいなります。

こういう動物性の油も一緒に燃やしていることになります。

実は、煙突掃除をしたとき、ススガものすごくたくさんありました。

例年はマグカップ1杯位なのですが、今年はどんぶり鉢があふれるくらいにとれました。いつもの5倍くらいかもしれません。

針葉樹と料理でススガ増えたのでしょう。

サヤ管工法の排水

長期優良住宅では、維持管理がしやすいように、給排水などの配管を基礎に埋め込む場合は、サヤ管工法を用います。

サヤ管というのは、実際に使うパイプが刀のサヤのように抜き差しできるように埋め込んでおく、少し太めのパイプです。

ベタ基礎の場合は、基礎のコンクリート打設にあたって、このサヤ管を打ちこむことになります。

実際の現場では、基礎の配筋が結構密集していますので、これを弱めないように位置を決めなければいけません。

ベタ基礎の場合でも、立上り部分を梁とみなして配筋の設計をしているので、梁の主筋にあたる上端筋と下端筋は切ってはいけません。スラブ筋は、やむを得ず切ることになりますが、こちらは必要に応じて補強をします。

こちらの現場では、北側に水回りの配管を集約していますので、北面の基礎にいくつもサヤ管が入ります。


稲刈りの季節

会社の近くの田園風景。

あちこちで一斉に稲刈りが始まりました。

今年の出来栄えはどうなのでしょうか?

弁護士事務所の内装工事

昨年工事をした弁護士さんの事務所です。

竣工の写真がうまく取れていなかったのですが、今回ホームページの作成にあたって撮影された写真をいただけたのでご紹介します。

☆エントランスホール

 所長こだわりのアールのカウンターは特注品です。

 後ろの壁とデザインを統一しています。

 カーペットもシックなもので選んでいただいたので、高級感のあるインテリアとなりました。

☆会議室

 こちらのテーブルも特注品です。

 これだけ大きいものは既製品ではありません。

 こちらの色やデザインのディテールも、カウンターと統一しています。

 椅子は所長が某量販店で買ってこられたものを、一緒に組み立てました。

ちなみに着工前の写真はこちら

築後そこそこの年数がたっていますが、キッチリとメンテナンスされており、入居前もご覧の通り、きれいな状態でした。

耐震ブレスも入っています。

空調などは、全室一体で計画されていて、これを変更することができなかったので、最初の写真のように、壁の上の方を開放したり、通気用に入口を設けたりと、ちょっと工夫がしてあります。特に最上階ですから、冷房の効きが不安だったのですが、扇風機を利用してなんとか今年の猛暑も乗り切れたようです。

開設されたホームページもご紹介します。

長谷川アネスト法律事務所

http://honestlaw.jp/index.html

写真ももっときれいな画像で見ることができます。


京町家

昨日は京都市などが主催する、景観・まちづくりシンポジウムに参加してきました。

今回のテーマは「明日に活かす京町家」でした。

京都では、市が中心となって京町家の調査を何年にもわたって続けているのだそうで、その実態と今後のビジョンについて意見交換が行われました。

内容は、三部構成になっており、一部で調査内容についての報告、二部では分科会に分かれて意見交換、三部でまとめが行われました。

まず、調査報告を聞いて驚いたのですが、現在京町家と呼ばれるものが、4万7千軒もあるということでした。

しかしよくよく聞いてみると、みなさん(私も)がイメージするいわゆる”京町家”だけではなく、戦前につくられた連棟の借家(長屋)・袋地の借家などを含めています。

確かに、これらの建物も、京都あるいは日本のある時代の生活文化をのこす重要な風景であるかもしれませんが、商家の立派な建物やお茶屋建築などのような建築的・芸術的な価値のある建物と一緒にするのは、いかがなものかと思わせます。

言ってみれば、既存不適格の建物群を、評価しているようで、なんとも変な感じでした。

二部の分科会では、景観をテーマにしたところに参加しました。

調査員が選んだ”ベスト町家”の写真がいくつか並べられ、その中からベストオブベストを選ぶという投票が行われたのですが、ベスト3はいずれもお茶屋建築でした。

しかしこの中でも、路地の風景が多数出てきました。

よくよく考えると、数十年前に建築基準法・都市計画法が制定されましたが、これを順守すれば、日本の風景は一変することに他ならないのです。

京都市内だけでなく、地方の都市でも、狭い路地の風景はいたるところにありますし、防災という名のもとに、これらがコンクリートに取って代わって雑然とした風景になっていることは間違いありません。

法律の縛りだけでなく、住む人の生活習慣も大きく変化していますから、生活文化の象徴である住まいも当然変化してしまいます。かつての京町屋は、商家の店であり住まいでした。そこに生活し、商いをするという合理性がありました。それが今はほとんどなくなっています。

夏涼しい町家といわれますが、現代の街並みの中にある町屋が、どれほど風通しがよいのか、またぶっそうなこのご時世窓を全開にして生活することができるのか、ましてや冬の寒さはどうなのか・・・。

そんな中、この前にもご紹介した、平成の京町家プロジェクトがはじまったのです。

今の時代に合わせた、新しい技術を生かした変化を、京町屋も遂げなければいけません。

さらにそれを、まちの景観として取り戻すためには、法整備の見直しを繰り返しながら、何百年もかかるかもしれません。

新作

2つの玄関が並ぶ正面

玄関庇を兼ねた大きなバルコニー

屋根を棟違いにして、ハイサイドライトをつけた子供部屋

南側は隣の家とくっついてしまうので、西面が一番採光の良い方向となります

LDKに続けてウッドデッキのサービスヤード

その庇を兼ねた持ち出しバルコニー


建ぺい率60%+角地緩和=70%の条件の土地に、69.ウン%の計画をしました。

1・2階で二世帯の住み分けとなるプランですが、実質的には4世帯が居住する可能性も含めた計画ですので、なかなか動線の整理が難しく、おのずとプランのバリエーションも絞られてしまいました。結果としては、プランが早く決まりました。

どうしても個室の数が必要なので、明るく開放的とまではいきませんが、2方向の道路に対して採光がとれるので、敷地を目いっぱい使ってもなんとか採光・通風は確保できます。

特に2階は、大きなバルコニーに面してLDKを設け、十分な採光が確保できました。

シンプルな外観ながら、実は細かな工夫がいろいろあります。

リフォームの住宅エコポイント

住宅エコポイントについて、新築の場合はかなりハードルが高く、審査書類もなかなかのボリュームです。ところが、リフォームの場合は比較にならないほど簡単です。

すべての窓を断熱化することが前提になりますが、それができれば、手摺の設置や段差解消、断熱材の設置など、写真や納品書を添付するだけでポイント申請ができます。

先日リフォームさせていただいたおたくでは、あわせて27万ポイントゲットです。これはお得感が高いです。

逆に言うと、新築の30万ポイントが少なすぎるんじゃないでしょうか。

長期優良住宅の助成金

長期優良住宅の普及促進のための助成金が、本年度も10月末で締め切りとなります。

前にも書きましたが、これを受けるためにはかなりの時間を要しますので、実質上今年度は打ち止めとなります。

先日来手続きを進めていた案件が、ようやく「補助金交付決定」となりました。

はじめのステップである、長期優良住宅の技術的審査の申請を提出したのが7月30日でしたので、まるまる2カ月を要したことになります。具体的には、通常の確認申請と並行して、①技術的審査(3週間)②京都府の認定(3週間)③補助金の申請(1週間)と、3つの手続きを行うことになります。①・②に支払う付加的な手数料(③は無料)等はあわせて7万円くらいですが、それに伴い書類作成(特に①は膨大です)があることは言うまでもありません。

これだけやってエコポイント30万円だったら、やめておいた方がよいというかもしれませんが、今回は100万円いただけるということなので、頑張りました。

通常の確認申請のみの手続きでしたら、2~3週間ですからずいぶん時間がかかることになりますが、これもやむを得ないということになります。

この決定を受けて、いよいよ本格的に着工ということになります。やれやれ・・・

エコキュートの補助金

エコキュートの導入にあたって国の補助制度がありますが、先日第4期の募集が締め切られました。

例年、わずかな予算枠に対して多くの申し込みがあるので、抽選で決定されます。

今回も多くの申し込みがあったようですが、なんと、”当たりました!!”

当社のお客様で、10月にオール電化をされる方がおられるのですが、ダメもとで申し込みをしてもらっていました。

これはラッキー!!4万円ももらえます。(ウチがもらうわけではありませんが)

それにしても、私は個人的にも何かとついています。調子に乗ってBIGを1口(300円)買いました。

とれたての栗をいただいたので、さっそく茹でて食べました。

猛暑のせいで例年よりは小粒だそうですが、立派な栗です。

雨が少なかったためか、甘みもしっかりして濃厚な味でとてもおいしかったです。

急に寒いくらいの天候になってしまいました。

私も今日から長袖です。

地盤改良

最近では地盤調査を当たり前のようにするようになりました。

何十年も前から建物が建っていて、その建物が不同沈下などを起こしていなければ、安定した地盤であると推定できますが、今回は更地になってから購入した土地なので、それを見ることはできませんでした。

けれども、このあたりは、旧街道沿いにあたり、それこそ奈良・平安時代から建物が建っていたかもしれないようなところである上、近隣の建物を見る限り、特に損傷のあるようなものはありません。そのあたりから考えて、おそらく改良はしなくてよいだろうと、タカをくくっていたのですが・・・

いざ調査をしてみると、軟弱な層が点在しており、柱状改良をするよう解析結果が出ました。

こうなると改良しておく方が安心です。

オーガーで掘ったときに、丸い石がたくさん出てきました。やはり木津川の氾濫が繰り返された土地だというのがわかります。

写真は、湿式柱状改良を終えたところ。

基礎の外周部は根入れが深いので、杭頭も低くなります。

模型の撮影

今回の模型は、模型屋さんにつくってもらいました。

いつもは自作するので、窓や天井などの高さ関係はバッチリリアルにつくりますが、人に頼むと詳細を読み切ってもらえないことも多いので、少々不安でしたが、ご覧の仕上がり。

内観パースもみてもらったので、内部もリアルに作ってくれました。

こんな細かい細工は、私にはできません。さすがはプロです。

ちょっと立て込んでたのでお願いしましたが、値段もスペシャルだったので大満足です。

お客様にも喜んでいいただけました。

そろそろ薪の確保を

ちょっと大きめの薪置き場をつくりました。

間口3.6m奥行0.9m高さ1.8m

前後2列に積んで、これで約1tです。

満タンに入れれば2tくらい入るかな?毎日燃やすならこれくらいの置き場が必要です。

ロフトは子供たちだけの秘密基地のようでした

先日引渡をしたお宅に点検に伺いました。

特に不具合もなく早々に点検を終えたところ、子供たちがいろいろと新しい家について自慢をしてくれました。

なかでも一押しは、このプラレール。

トンネルやスロープをつくってあります。

実はこれ、ロフト(屋根裏部屋)につくってあります。

ロフトなら、プラレールを広げたまんまにしておいても、お母さんに叱られることはありませんから、いつでも遊ぶことができます。

写真には写っていませんが、この横には、お姉ちゃんと妹さんがつくったお人形さんの家がありました。

そうなんです。真夏の屋根裏部屋で遊べるなんて、すごいと思いませんか!

さすがに真夏の日中のロフトは・・・と思うのですが、ご覧の通り、子供たちは平気で遊んでいるようです。

実は、ここのお宅は、2階ホール部分をファミリールームにし、その上にロフトを設けているのですが、ファミリールームの高いところにエアコンをつけているので、ロフトにもエアコンの冷気が多少は届いてくれます。

さらにこのエアコンの風は、吹抜けのシーリングファンの活躍もあって、家全体に行きわたります。

昨日のような暑い日の日中でも、エアコン一台で過ごしておられました。

そう、性能だけでなくそれを生かすデザインが重要なんです。

これが「健康住宅そよかぜの家」です。(ちょっと自慢です)

京田辺の39.9℃

このところ京田辺が全国ネットになっています。

先日9月の国内最高気温を記録したとして、ニュースに出ていたのですが、昨日の京都新聞に、アメダスの測定器がつる草で覆われている写真が載っていて、データの信ぴょう性が問われると書かれていました。

それがまた夕方のニュースでどっと報道されて、ちょっと有名になりました。

今朝の新聞では、39.9度は今のところ公式データとして認めるけれども、さらに検証するとの発表が報じられていました。

すぐお隣の京田辺市のことですので注目していますが、あまりうれしい話題でもありません。

けれども、京田辺市のアメダスがそうだったのだから、全国に数千か所(?)あるポイントはどうなのだろうかと思ってしまいます。

京都府下の全個所を点検するよう指示があったらしいですが、他の府県は大丈夫??

高齢者のデータが嘘ばっかりでしたから、気温のデータも怪しいかもしれませんね!?

屋根裏部屋の大掃除

なんでこんな真夏にとお思いでしょうが、そよかぜの家なら大丈夫です。

御承知の通り、愛犬ファインが合宿訓練に行っているのですが、「その間にやる!」と、妻が燃えておりまして・・・。

なんと、昨日は5時間も屋根裏部屋に閉じこもって格闘していたのだとか!?

それでも、妻いわく「意外と涼しかったで」だそうです。

工事中に、屋根裏部屋の作業をする職人さんが、真夏でもそれほど暑くないと言ってくれますが、主婦の証言としては新鮮です。しかも5時間とは・・・よく頑張りました。