日に日に朝晩の冷え込みが増してきました。もうすぐ薪ストーブの季節がやってきます。
毎年この時期、煙突掃除をするのですが、今年はガスケットも交換が必要です。
ガスケットというのは、ストーブの扉などについている気密パッキンのことで、ガラス繊維などでできています。
使っていくうちにだんだん固くなってきて気密性が悪くなり、ストーブの空気量の調整などがうまくいかなくなってきます。
ウチのストーブは、丸6年取替をしていなかったので、いくらなんでもそろそろ取り換えることにしました。
まずは、フロントドア。上に持ち上げると簡単に外れます。
古くなったガスケットをはがします。
本体にこびりついた耐火セメントを、マイナスドライバーでこそげとります。
あとはこの耐火セメントをつけ、新しいガスケットをはめ込むだけです。
・・・とおもったら、この耐火セメントが硬くてうまく塗れません。よくよく使用方法を見てみると、事前に柔らかくなるまで揉んでおかないといけなかったようです。いったん蓋をしてモミモミしたら、ずいぶんと塗りやすくなりました。
取替ができたら、本体にドアを取付、しっかりと締めて24時間置いておけば出来上がり。
意外と簡単です。
ガスケットは、F500の場合、フロントドアの他に、アッシュドア(灰を掻きだすところ)とサイドドアも取替が必要です。
ガラス押えなどは変えなくても大丈夫だそうです。
今回は、いつもお世話になっている京阪エンジニアリングさんに、「F500用のガスケットをください」と頼んだところ、”フロントドア用””アッシュドア用””サイドドア用”とそれぞれ対応する太さのものを必要な長さに切って分けて袋に入れてくださったので、迷うことなく作業ができました。材料代は耐火セメントと併せて6000円くらいでした。
ところで、写真で気付かれた方もおられるでしょうが、ストーブ本体に赤さびが出ています。
普通はこんなにさびが出ることはないのですが、今年に限ってあちこちがさびてしまいました。
これは、昨シーズン、杉・桧・松などの針葉樹をずいぶんたくさん燃やしたことと関係がありそうです。
針葉樹は、ご存じの通り、油分を多く含んでいますので、火力がとても強いのです。ストーブの温度が必要以上に高くなると、鉄に熱酸化が起こります。これがさびにつながったようです。
それほどひどい状態ではないので、このまま使うつもりですが、針葉樹を燃やす時は温度管理をしっかりしないといけませんね。
それと、昨年は、ピザやら何やら料理をいっぱい作りました。これらの料理をつくるときに、食材から油が出ます。
フロントガラスなどが油でべたべたになったりしますが、燃やしているうちに、きれいなります。
こういう動物性の油も一緒に燃やしていることになります。
実は、煙突掃除をしたとき、ススガものすごくたくさんありました。
例年はマグカップ1杯位なのですが、今年はどんぶり鉢があふれるくらいにとれました。いつもの5倍くらいかもしれません。
針葉樹と料理でススガ増えたのでしょう。