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家庭用燃料電池、価格発表

先日ご紹介した家庭用燃料電池の販売がいよいよ本格化します。

大阪ガスでは3,255,000円で6月から世界に先駆けて販売を開始します。

国からの補助金が最大で140万円になる見込みで、実質負担額は200万円ほどになると思われます。

このシステムを導入すると、年間1.3トンのCO2が削減できるというのですが、消費者にとって気になる光熱費は、わずかに年間5万円ほど安くなるだけだそうです。

200万円かけて5万円ですから、償却に40年かかってしまうじゃないですか!!

ちょっと現実離れしていますね。ただ、東京ガスでは、2015年には1台100万円にすることを目指すと表明しており、そうなれば20年で償却できますね。でも、償却が終わるまで機械がもつのかどうかは定かではありません。

もうちょっと行政のバックアップがあってもいいんじゃないでしょうか。

薪ストーブ設置完了!

薪ストーブの据え付けが完了しました。

今回も、ネスターマーチンのS33という小型のタイプです。

LDKの中央に鎮座して、家族の集いの場となることでしょう。

ちなみに左手奥に見えるのは先日ご紹介した蓄熱暖房機「暖吉くん」です。

薪ストーブが大活躍!!でも湿度は大丈夫?

急に寒くなりました。

今朝の宇治市の最低気温はマイナス2℃でした!!

こんな時こそ薪ストーブが大活躍です。

またちょうどいい具合に、現場の残材(杉・松など)が少しあったので、これを燃料として活用してみました。

針葉樹は油分を多く含んでいるので、高温で燃やさないとクレオソートが煙突などに付着してしまいます。かといってあまり高温にするとストーブ本体を傷めてしまうので注意が必要です。

私がつかっている薪ストーブは、ヨツールのF500です。このストーブは針葉樹も燃やすことができます。

針葉樹は細いものばかりということもあって、あっという間に燃えてしまうので、1時間ほどで燃料を補給してやらなくてはなりません。結構面倒ですが、一日分が燃料代タダの上に倉庫の整理もできたので、そのくらいの手間は仕方ないかと納得です。

こんな調子で燃やし続けていると、室内は暑いくらいになってしまい、夜にはストーブを消さなくてはならないほどでした。

そこで、寝るときにはいつもの温水ラジエータのスイッチを入れておきました。

おかげで、マイナス2℃の屋外にもかかわらず、朝の室内は20℃でした。

ところが、湿度がえらいことになってました。

寝る前に、2台の加湿器の水を満杯にしておいたのですが、ちょっと朝寝坊して7時に起きたときにはすでにからっぽ。

湿度は何と35%でした。

さっそく加湿器に水を入れ、10時現在ようやく40%ほどに回復しました。

ちなみに、現在外は気温4℃、湿度50%ほどです。このときの水蒸気量は、3.2g/m3です。

この外気が換気によって室内に入ったとき、20℃に温められますから、そのままだと湿度18.5%になります。(計算方法は今日は省略します)

湿度を40%に保つためには、5.4g/m3の水蒸気を供給しなければなりません。

換気量は、法定換気量の1時間当たり0.5回、我が家の容積を600m3(200㎡×3m)とすると、一時間に入れ替わる空気の量は300m3です。

ということは、1時間当たり、5.4×300=1620gの水蒸気が必要ということになります。

すなわち、24時間当たり、38.4リットルもの水がいるということなのです!!!②リットルのペットボトルが19本ですよ!!!ましてや、下がってしまった湿度を上げるためには、さらに多くの水がいるということになります。

我が家の加湿器は、8リットルと4リットルの2台です。これがフル回転すれば、どうにか供給できる量です。「うちの壁は調湿性能があるから乾燥しませんよ」なんていう業者さんがいますが、冬の間毎日こんな日が続いたら、魔法でも使わない限り無理なんですよ。

太陽光発電システム設置の助成金申請を受付中

太陽光発電システムの設置に対する助成金の制度が復活しました。1月13日から受け付けが始まっています。

以前、財団法人新エネルギー財団が行っていた流れとほぼ同じですが、今年からは、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)というのが組織され、これが窓口となるのだそうです。京都府では、そのまた窓口として、特定非営利法人地球温暖化防止府民会議に申請をします。

助成金額は1KWあたり7万円で、工事費の10%以内で10KWが上限ということなので、最大で70万円もらえるということになりますが、通常の住宅ですと、3~4KWの場合がほとんどですので、250~300万円くらいの工事費に対して、21~28万円もらえるということになります。

これと併せて、各地方自治体の助成制度を併用できます。東京都では30万円ももらえますが、近隣では、京都市と精華町が行っていますが、今年度の対応はまだわかりません。例年通りですと20万円程度ですし、他の市町村も行うかもしれません。

ところで、太陽光発電システムの発電量はどのくらいなのでしょうか。

ものすごくおおざっぱに言って、住宅の場合年間8~10万円程度電気代が安くなります。それに対して、初期投資が助成金をもらっても200万円以上ですから、元をとるのに20~30年かかるということになります。また、5月から電気料金が大幅に下がるという話もあり、そうなると償却年数は延びてしまいます。

一方、今まで太陽光パネルの変換効率を上げることばかりに注力してきたメーカー各社が、低価格化のために量産を始めており、値段はぐっと安くなるものと思われます。

とはいえ、まだまだ「お得です」とは言い難い状態ですが、てっとり早くCO2削減できるので、行政のさらなる支援に期待しましょう。

J-PECへの申請は3月末が締め切りですので、設置を考えようかという方はお早めにご相談ください。

犬はよろこび・・・?


ゆーきやコンコン・・・では、犬は庭を駆けまわるものなのですが、実際はそうでもないようです。

愛犬ファインは、トイプードルで、冬毛に生え換わりませんので、結構寒がりです。散歩に行く時は服を着せないといけないのだそうです!?

家の中ではどうでしょう。夏場タイルの床でべったりとなっている姿をご披露しましたが、今はこんな感じです。

薪ストーブの前を陣取り、火の守をしています。

新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

昨年末に新しいページに移行し、新しい方にも見ていただけるようになり、ブログを書くのも力が入っていきました。今年はもっと面白おかしい内容を書いていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

今日は、お正月気分で着物姿をアップしました。老け顔がより一層おっさん臭くなってしまいました。

私の実家のあたりでは、元旦にお寺と神社に年始のあいさつに行くのですが、去年から着物で行っています。(一張羅ですから毎年同じものですけど)着物を着て下駄を鳴らして歩いていると、何となく自分も日本男児だみたいな感じで、少し強くなったような気になります。けれども着なれない上に下駄では車も運転しにくいので、そそくさと着替えてしまいました。

氏神さんにお参りした後、家族で初詣に出かけました。

今年は、自宅の近くにある世界遺産、宇治上神社に行ってきました。

ここは、神社としては日本最古と言われ、本殿は平安時代に建立されたものだそうです。さすがに、元旦は大勢の参拝客で混雑していたので、建物をじっくり見る余裕もありませんでしたが、ひと通り見ても、それらしい古い建物は見当たりませんでした。

それもそのはず、写真の本殿は覆屋で、中に本殿が三つ並んでいるのだそうです。正月から調査不足でミスってしまいましたが、今度行った時にじっくり見てきます。

ともあれ、家族の健康と事業の発展を祈願して帰りました。

新年早々、ニュースではイスラエルの空爆やアメリカの崩壊が伝えられています。100年に一度どころではなく、人類が経験したことがないような激動の時代を迎えているのかもしれないと心配になりますが、何の不安もなく無邪気に遊んでいる子供たちを見ていると、「悩んでもしゃぁ~ないな」とも思えてきます。

自分自身と仲間を信じ、軸をぶらさず、頑張っていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

高断熱住宅に住み替えると医療費が減る!?

「安全な住環境に関する研究会」によると、08年、断熱性能の高い住宅に住み替えた101世帯343人を対象に、住み替え後の健康状態をヒアリングした結果、手足の冷えが解消する、せき、のどの痛み、喘息が改善するなど、体調の向上や病気発症の抑制が確認されたとのこと。

ただ、アレルギー性鼻炎などが住み替えを機に増加した症例もあり、もろ手をあげてということではなさそうです。やはりそこは「本物の健康住宅」でないといけません。

近畿地方の家の中の気温は日本中で一番寒いということを聞いたことがありますが、寒さをがまんすることで体調を崩すよりも、快適な空間で健康に暮らす方が、医療費が抑えられてお得ということです。

従来光熱費が安くなる分でイニシャルコストは取り返せますよというお話をしていましたが、医療費の分を計算すると、お得ということになりそうです。なにより、快適な毎日はお金で評価できませんけどね。

家庭用燃料電池が世界で初めて市販されるらしい

時々話題に上げていた、現在最も環境にやさしいとされている家庭用燃料電池システムが、いよいよ普及レベルになりそうです。

今年になって、東京電力や新日本石油がモニターを募集し、実証実験を行ってきたのですが、耐久性やコストの面でめどが立ったようです。折しも、一般のニュースでは電力価格の大幅値下げが報じられていますが、オール電化一辺倒に歯止めがかかりそうです。

写真は、新日本石油が現在使用しているもので、LPガス用と灯油用があります。市販レベルになると、都市ガス用がライナップに加わると思われます。

エネファームと名付けられたこのシステムは、燃料に含まれる水素と空気中の酸素とを化学反応させることで発電するので、窒素酸化物や硫黄酸化物の発生がほとんどない上、使用する場所で必要なだけ発電するので、余熱でお湯を沸かすこともでき、送電ロスもありませんので、トータルで高いエネルギー効率を達成するというものです。

夜は料金の安い電力会社の深夜電力を使い、昼間は自家発電を利用することで、ランニングコストはずいぶんと安くなるものと思われます。

あとは、コストの問題で、今までイニシャルコストが300万円くらいといわれていましたが、市販となるとどれくらいの価格になるのか注目するところです。特に、LPガスのエリアでは、オール電化切り替えに対抗する切り札みたいなものですから、イニシャルを抑えたリース方式などを出してくるんじゃないかと期待してます。

ただ、現在普及しているガスの発電システム(エコウィル)をみても、発電量が8KW/1日・1KW/1時間までに制約されており、これではメリットが半減します。電力会社との折衝でそのへんが緩くなるといいのですが・・・

犬のおむつ

今日は長男の学校のクリスマス行事に家族で出かけることになり、ファインは留守番です。

おばあちゃんに預かってもらうことにしたのですが、前回そそうをしたもので、オムツをはかせてみました。

小型犬用のものでサイズはピッタシ。しっぽだってちゃんと出ます。

ライフスタイル別住むまち選び

これから家を持ちたいと考えたとき、住まいづくりの前にどこに住むかということを考えなければいけません。けれども、もともと生まれ育った土地を離れている場合、通勤が可能であれば360度どちらに行ってもかまわないということになり、友達が近くにいるとか、たまたま広告を見たりして、分譲住宅を買うという行動に移りがちです。

分譲業者もその辺を考え、小規模の開発ではなく、街並みをデザインするという形で開発をしていることが多いのですが、数千世帯というレベルの開発をしないと、まち全体をデザインすることは無理でしょうし、そうなると何十年もかかってしまい、その先には現在千里ニュータウンなどが抱えるまちのゴーストタウン化が心配されます。

ということは、今現在できている町並みをみて自分に合うところを選ぶ方が安心なわけですが、それを自分の足で探すというのは大変な労力が必要です。不動産屋さんに行って相談しても、どのエリアと希望を言うことができず、勧められるままにことが運んでしまいます。

そんな悩みを解決してくれるかもしれない新しいシステムができました。

賃貸物件の検索サイト「CHINTAI」が、ライフスタイル別の土地探しということを始めました。

ご覧のような画面で、コミュニケーション・趣味・街のイメージなどを選んでいきます。もちろん従来の希望沿線や通勤時間なども考慮して、ネットで検索をしてくれます。そして、検索結果がこのように表示されます。

マッチ度が%で表示され、街の特徴も見やすく表示されています。

まあどれほど正確にあわらしているかは別として、切り口は面白いと思います。今のところ首都圏だけしか対応していませんが、今後の展開に注目したいと思います。

電気温水器の訪問販売に注意

国民生活センターが、電気温水器の訪問販売に関してもんだいが急増しているとして注意を喚起しています。

センターによると、消費者から「よく考えると高額だった」「急がされて契約してしまった」などの相談が多く寄せられ、今年度は上半期ですでに688件もの相談が寄せられているそうです。

テレビでも「オール電化にするとこんなにお得!」という内容のものがよく流れていますが、それぞれのライフスタイルによって、電気・ガス・石油を使い分けた方が得な場合も多いのです。単純に考えれば、電力会社・電気工事店などが、オール電化工事を勧め、ガス会社はそれに歯止めをかけるという構図が浮かび上がります。一般の消費者の方が、双方の意見を聞いて的確に判断することはなかなか難しいことですから、中立的な立場の工務店や設計事務所に相談するのが良いでしょう。

お湯を沸かしたり調理をしたりして消費するエネルギーは、確かに電気の方が安いことが多いのですが、冷暖房費についてよく検証することが必要です。特に暖房時期に大きな差が出てきますので、暖房機器の選定とあわせて検討しなければいけませんし、その住宅の断熱性能も配慮しなければいけません。また、当初の費用やランニングコストだけでなく、機器類の更新(老朽化による取替)のコストも考える必要があります。

脅かしているわけではなく、なかなか高度な判断が要求されますので、慎重に考えましょう。

尖山ショールームをgooglemapに登録

そよかぜの家の尖山ショールームを、googlemapに登録しました。

「そよかぜの家」で検索すると出てきます。ストリートビューで表からも裏からも見ることもできます。

ショールームは事前予約が必要です。何と言ってもふだん私が住んでいる家なので、お客さんがお見えになる前に少しは片づけないと・・・。

自宅をショールームに開放するメリットは、何よりも自分自身が住んでいますから、住み心地・使い勝手を実体験でお伝えできることです。大きな吹抜けの開放的な空間にすると、実際はものすごく空調費がかかるとか心配されますよね。そんな疑問にも、ズバリお答えできます。そして、そよかぜの家の性能を最大限引き出すために、自らがモニターとなって工夫を重ねていますから、住み方まで突っ込んだフォローが可能なのです。

今なら、薪ストーブの暖かさ・なんともいえないやさしさも体感できます。ぜひこの季節に。

ストーブ薪の樹種による違い

昨日はかなりの冷え込みでした。尖り山ショールームも一日中薪ストーブを焚いていました。

今日は、ストーブ用の薪の種類についてご紹介しましょう。

ストーブ用薪には広葉樹を使いましょうという話は何度かしているかと思いますので、その先の話を。

広葉樹といっても種類はいっぱいあります。薪として流通しているもので一番多いのはおそらく、クヌギ・ナラなどでしょう。インターネット通販ではだいたい1束(6~8kg)あたり500円前後で売られています。ちょっと高級な薪ということで、サクラ・カシ・ケヤキなどがあります。これらは流通量も格段に少なく、価格も1束あたり600~800円もします。

それではこの価格の違いは何なのかをご説明します。

もっとも大きな理由は火持ちの違いです。ちょうど昨日は去年買った1束600円カシの太薪と今年買った1束400円の広葉樹ミックス薪を比べてみました。

カシの薪は極太なので、1束に3本くらいしか入っていませんがその力は強大です。2本の極太薪を午後1時ころ放り込んで火を小さく絞った状態で外出し、夕方5時ごろ帰宅するとまだかすかに火が残っていました。もちろん家の中はポカポカです。燃費を計算すると、600÷3×2 ÷ 4 = 100円/時間 ということになります。

一方、帰宅後、カシの薪がなくなったので、広葉樹ミックス(こちらは細い目で1束に7~8本入っています)を4本投入。こちらは1時間おきぐらいに薪を足してやらないといけないので、最後に投入した11時までに、2束使いました。おそらく深夜1時ごろまでは火が残っていたと思いますので、それで燃費を計算すると、400×2 ÷ 8 = 100円/時間 ということで、カシと同じくらいになりました。

燃費は同じなのですが、カシの場合、2~3時間ごとに薪を足すだけなので、手間がかからないというメリットがあります。単に薪を入れるということだけでなく、その前段階で薪を倉庫から運んでくることを伴いますから、ヘビーユーザーにとっては大変ありがたいということになるのです。

ただ、欠点として火が付きにくいということがあります。その点広葉樹ミックスはすぐに火が点きます。焚き付けの時には、広葉樹ミックス(私は針葉樹も使います)、火が安定したらカシという使い分けがベストかもしれません。ナラやクヌギについても、カシに比べると火持ちはだいぶ劣りますがその分火点きはいいといえます。要は燃費に応じて価格が決まっていると考えてよいと思います。

週末だけとか、夜だけ使うという方なら、広葉樹ミックスなどの安価な薪で充分だと思いますが、一日中使うという方は、カシの極太を試してみてはいかがですか?

ちなみに、私がここ数年購入している薪屋さんは、今シーズン分は完売のようです。極太薪を手に入れるのはなかなか難しいので、来年早めに段取りしてみてください。

おしゃれな暖房・・・

今日はこの冬一番の冷え込みになりました。宇治市では最低気温が―3℃まで下がったそうです。

この季節暖房は当然欠かせません。いくら高性能な家だといっても、暖房なしというわけにはいきませんが、せっかくおしゃれな空間を作ったのに、ファンヒーターや石油ストーブなどを置いては台無しです。また、エアコンの暖房は乾燥した空気をかき回すので、あまり快適とは言えません。

そよかぜの家でお勧めしているのは輻射暖房です。焚き火に当たったり太陽の光を受けると温かいですね。これが輻射熱です。空気を暖めるエアコンやファンヒータと違って、直接体が熱を受け取るので、周りの空気が冷たくても体は暖かいというわけです。

住宅における輻射暖房器具といえば、デロンギヒーターなどでおなじみのパネルラジエーター(オイルヒーター)です。ちょっとレトロな感じがして、デザイン的にも悪くはないと思いますが、電気代が高くつくという欠点があります。

理想的なのは床暖房。これも、温水式・ヒーター式・蓄熱式などに大別されるがそれぞれに特長があり、用途に合わせて使い分けます。家全体を暖めるという用途で考えた場合、温水式が最も効率的でしかも快適だと私は考えています。

この床暖房、残念ながら当社のように分厚いムクのフローリングの場合は使えません。フローリング自体が熱を伝えにくいので、輻射熱が半減してしまうのです。

そこで、写真のように、ダイニング・キッチン部分の床をタイル張りにして、ここに床暖房を仕込むことをよくやります。けれども、これだけの面積の床暖房で家全体を暖めることは不可能ですから、他の暖房が必要です。実は写真中央に見える白いパイプが、温水ラジエーターなのです。今回はガスの給湯暖房システムを採用しましたが、高機能の給湯機(エコジョーズというやつです)を利用すれば、給湯機1台で、床暖2か所、ラジエーター2か所に加え、浴室のミストサウナまでまかなえてしますます。もちろん給湯もします。冬場のガス代は結構かかりますが、電気や灯油などを使わない分トータルではそれほど高くはないと思います。

ランニングコストだけを考えると、オール電化が得な場合もありますが、同じシステムを電気でやろうとすると、イニシャルコスト・メンテナンスコストともに、かなり高額になり、ライフサイクルコストとして考えた場合、ガスのほうが得だという判断をしました。

おしゃれさを追求すると、PSヒーターも魅力的ですが、予算は重要なファクターですので・・・・

大阪ガスさんももう少しバリエーションを増やしてくれるといいのですがね。

ホームページのリニューアル

9月から進めてきたホームページの刷新がいよいよ大詰めを迎えています。

ブログもこれに合わせて引っ越ししますので、この書き込みは新しいサイトから行っています。

お気に入りに登録いただいている方はこちらに変更してください。

過去のブログを整理して、カテゴリーを振りなおしました。そこで、ブックレビューというカテゴリーを作ったのですが、該当ページが少なかったので、今日は本を紹介することにします。

「贅沢な暮らし」というタイトルですが、いわゆるゴージャスな贅沢をするのではなく、自然とともに自然を感じて生きることが本物の贅沢なんだということを書いている本です。実は女優の高木沙耶さんが書いた本です。彼女の自伝的な部分も紹介されていますが、女優としてでなく、ナチュラリストとして生きているところも興味深いです。

ナチュラルライフに興味のある方は必見です。

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愛犬のいたずら

578b3888.jpgトイプードルのファインがやってきてもうすぐ4か月です。
しかしまだ子犬なのです。
先日悪さをしておりました。

桧のムクのフローリングのわずかなササクレを見つけたのでしょうか、爪を引っ掛け噛付いてご覧のとおりです。
これは修復不能・・・

これもご愛敬と考えときましょう。

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照明計画

c0ae076e.jpg最近住宅においても照明計画の重要性が言われるようになってきました。
と言っても、我々の世代は蛍光灯の中で育ってきましたので、明るい部屋が良い部屋という刷り込みができてしまっています。
電球色の蛍光灯もありますから、これを使うこともできるのですが、使ってみると何だか暗いと言って昼光色に取り換えてしまう方もおられます。

昔の日本家屋は総じて暗いです。でも、暗いがゆえに、ろうそくのようなわずかな明かりを明るいと感じ、障子を通して漏れる明かりの情緒を感じることができました。それがいつのも間にか日中の屋外を思わせるほどの明るさが当たり前になり、体内時計を狂わせてしまうような事態を招いています。

住宅に癒しを求める世の中にあって、間接照明などを用いた癒しの照明が増えてきています。明るすぎない部屋で過ごすことに少しずつ慣れていかなければならないようです。

先日「新陰翳礼讃」という本を買いました。数々のプロジェクトを手掛けてきた照明デザイナー石井幹子さんの著書ですが、専門書としてではなく自伝的な内容でした。その中にも、日本の住宅の照明についてのコメントがあり、大きくうなづかされました。

しかし、住宅は住む人が心地よいと感じないといけないのです。明るい部屋を心地よいと感じて育ってきた人に暗い部屋の心地よさを理解してもらうのはなかなか難しいのです。建築家の仕事は、この部分でも、ライフスタイルの提案といえるのではないでしょうか。

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真冬か?!

593d2278.jpg昨日からの冷え込みは強烈ですね。
九州でも雪が降ったのだとか。

京都では最低気温が1℃、最高気温も10℃ほどだった上、風が強いので体感的にはもっと寒かったように思います。

こんな日でも、そよかぜの家なら大丈夫。
我が家では待ってましたとばかりに薪ストーブに火を入れました。

薪ストーブを燃やすのは単に温まるだけでなく、なんともいえない癒し感があります。寒くなるのが待ち遠しいくらいです。

昨年から、針葉樹の廃材を燃料として利用するため、空気の絞り具合を調整して燃焼温度を安定させる工夫をしています。
空気を入れすぎると、炉内の温度が上がりすぎ、ストーブを傷めてしまいますが、逆に温度が低いと不完全燃焼を起こしてしまい、煙やにおいが煙突から出てしまいまい、ご近所に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
火加減の調整は結構難しいのですが、家の中でする”火遊び”は何ともいえず楽しいものです。

ところで、写真にストーブのまわりの柵が写っていますが、小さな子供がいるわけではないのですが、うちには子犬がいるので念のため設置しました。

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幸福度調査

今朝の新聞に、世界各国の幸福度調査のことが載っていました。
幸福だと感じている国民の割合を比較しているそうですが、その中で、孤独感に関する調査報告が注目されていました。

それによると、15歳の日本人の29.8%で、調査した24カ国中最悪だったそうです。
ちなみに、一番少なかったのはオランダで2.3%、日本の次に多かったアイスランドが10.3%だそうで、ブッチギリの数字です!!!

記事では学校教育の在り方などについてオランダと比較されていましたが、日々コミュニケーションを意識した家づくりを考えている私としては、日本全体が、家づくりの在り方・ライフスタイルを見直す必要があるように感じました。

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木と鉄のコラボレーション

b4c7d2c6.jpgロートアイアンの手すりをとりつけました。
今回は、笠木の部分に木を使い、木と鉄のコラボレーションに挑みました。

なかなかいい感じです。使い込むうちに、笠木がピカピカに磨かれて、いい味を出してくれることでしょう。

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太陽光発電の補助金が復活しそうです

太陽光発電に対する国の補助金が3年ぶりに復活しそうです。
金額は1kwあたり7万円程度になる見込みで、一般家庭の場合3~4kwなので、20~30万円の補助ということになります。
さらに、東京都では独自に30万円程度の補助金を出すようで、各道府県も検討をすすめています。地元京都府も、京都議定書のゆかりの土地でもあるんですから、東京都よりもさらに大きな補助を盛り込んでくれればと思います。
となると、あわせて60万円も補助がでるということに・・・

一方、積極的な補助政策により需要が増え、生産量が増えることにより、太陽電池パネル等の生産コストが下り、工事費が安くなる可能性もあります。
今、4kwの太陽光発電システムを設置すると、年間8~10万円相当の発電ができるといわれています。ということは、まだまだ「絶対お得です!」とはいえませんが、実質負担ゼロでCO2削減に協力できるかもしれません。
今後の助成金の情報には注目です。

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今シーズンの薪確保!

0e143efd.jpg薪ストーブ用の薪は、早めに準備しておかないと売り切れてしまいます。
今年も例年お世話になっている薪屋さんにお願いしました。
9月末に注文したのですが、その時点ですでにケヤキの太薪は売り切れていたので、今回は広葉樹ミックスという比較的安価なタイプにしました。

写真の量で約800kgです。
値段は運賃込みで6万円あまり(安い方だと思います)

ここの薪屋さんは、早めに予約すると、運送屋を使わずに自社のトラックに積み合わせて配達に来てくれます。(送料も安くしてくれます)
今年は小学生のお子さんも一緒に来てくれたようです。

薪ストーブにかかわる人は、ストーブ屋さんも薪屋さんもあったかい人が多いですね。そんな人たちとの触れ合いも、薪ストーブの楽しさかもしれません。

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外壁に打ち水で室温をさげる

9999efdb.jpg新しいエコアイデアが発表されました。
当社もよく採用している、シラスを用いた塗壁の特性を活かし、外壁に散水して室温を下げるというものです。

製造メーカーである高千穂によると、建築面積4坪程度の木造建物の実験で、600kgの水を散水して最高で5度室温が下ったそうです。もっとも、4坪の建物に対して600kgの水ですから、外壁面積と床面積の割合から考えると、延べ面積が30坪の家であれば、3tくらいの量になりますので、ちょっと現実離れしているようにも思いますが・・・。ちなみに、高千穂では、独自の雨水利用システムを開発していますので、それとを組み合わせたシステムで提案しています。
参考までに、3tの雨というと、お風呂7杯分くらい、30坪くらいの家なら、降水量が6mm程度でたまる勘定になります。

このシステムのよいところは、室温を下げるだけでなく、周辺の温度も下げてくれるところです。地球温暖化対策としては、とても有効な手段かもしれません。

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煙突掃除

caf383df.JPGお客様のストーブを点けたあと、家に帰ると、やっぱり自分もストーブをつけたくなってしまいます。
と言ってもやはりまだ暑いので、家族からは却下されました。
仕方なくというわけではないんですが、薪ストーブシーズン到来を前に、煙突掃除でもしておこうと思い立ちました。

昨年は杉や桧などの針葉樹もけっこう燃やしたので、前回に比べると少し多めの煤がとれました。それでも、マグカップ一杯分くらいです。

所要時間は約30分。長男が助手兼カメラマンとして手伝ってくれました。

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