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ブックレビュー

エコハウスのウソ

エコハウスのウソというタイトルの本を読みました。

日経アーキテクチュアに連載されていた内容を再編して出版されたようですが、一般の方にもわかりやすく書かれています。

この手のタイトルの本は、読んでがっかりすることが多いのですが、久々に「おーた!」という感じ。

ちなみに、そよかぜの家は、エコハウスではなく、健康で快適に暮らすための”健康住宅”なので、この本より少し踏み込んでいますよ。おっと、名ばかりの健康住宅もあるのでご注意ください。

大河の一滴

先日お客様から貸していただいた本です。お客様といっても私の倍近くも人生を歩んでこられた大先輩です。さまざまな苦労を乗り越えてこられた方が、あるときはこの本に助けられたと。

人生の教科書とも評される本なんですね。

私もいろいろ感じました。同じ本を何度も読むことはほとんどしないのですが、時々読み返して振り返リたくなるような気がします。

10年あまり前に書かれた本ですが、今読んで良かった。

40・・・フォーティー翼ふたたび

最近「40(フォーティー)翼ふたたび」 という本を読みました。何となくタイトルと解説文につられて買ってしまったのですが、内容が軽そうなので、電車の中ででも読もうかと思って買ってからしばらく本棚に置いたままでした。読み始めるとこれが面白い。40歳でリスタートを切った主人公と自分がダブるというのもありますが、妙に引き込まれてしまいました。

40男の心をついています。同年代の方におススメです。ただし、子供と一緒に読める本ではありません。念のため。

法隆寺へ

この間「木のいのち木のこころ(天地人)」という本を読みました。

宮大工棟梁として有名な西岡常一さんの本です。以前からいろいろ話には聞いていたのですが、じっくり腰を据えて西岡さんの本を読む機会がこれまでありませんでした。今回も正月に読もうと思って買っていたものをようやく読み終えたところです。

いつもななめ読みすることが多いのですが、この本はじっくりと読みたかったので時間もかかりました。

西岡棟梁の話からは、法隆寺を通して飛鳥の時代から伝わる技術というよりも、信仰の心とか人生哲学みたいなものを感じます。私自身がこれまでの人生の中で感じてきたことと通じるところもあり、なんだか励まされているようにさえ感じました。最後の棟梁と言われた西岡氏ですが、その弟子・孫弟子という方々一人一人がその後継者となり、ちゃんと次の世代へ思いがつながれているようです。それは、特定の企業や行政がどうというのではなくて、結局一人一人の心なんだと思います。それも特別立派な志というものではなく、普通の若者が普通に仕事をしていく中で、だんだん感じ取っていくものだと思います。

なんて考えながら、たまたま修学旅行で立ち寄った若者に、「俺もこんなものを作りたい」と思わせたという法隆寺の五重塔をこの目で見たくなって早速出かけました。

五重塔はあちこちで何度も見ていますが、1300年前に建てられたんだというだけで、気が遠くなるような感じです。しかもいまだにまっすぐに立ち、美しい姿を見せているわけですから、すごいとしか言いようがありません。いつまでも見ていたくなるような美しさです。

ホームページのリニューアル

9月から進めてきたホームページの刷新がいよいよ大詰めを迎えています。

ブログもこれに合わせて引っ越ししますので、この書き込みは新しいサイトから行っています。

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過去のブログを整理して、カテゴリーを振りなおしました。そこで、ブックレビューというカテゴリーを作ったのですが、該当ページが少なかったので、今日は本を紹介することにします。

「贅沢な暮らし」というタイトルですが、いわゆるゴージャスな贅沢をするのではなく、自然とともに自然を感じて生きることが本物の贅沢なんだということを書いている本です。実は女優の高木沙耶さんが書いた本です。彼女の自伝的な部分も紹介されていますが、女優としてでなく、ナチュラリストとして生きているところも興味深いです。

ナチュラルライフに興味のある方は必見です。

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照明計画

c0ae076e.jpg最近住宅においても照明計画の重要性が言われるようになってきました。
と言っても、我々の世代は蛍光灯の中で育ってきましたので、明るい部屋が良い部屋という刷り込みができてしまっています。
電球色の蛍光灯もありますから、これを使うこともできるのですが、使ってみると何だか暗いと言って昼光色に取り換えてしまう方もおられます。

昔の日本家屋は総じて暗いです。でも、暗いがゆえに、ろうそくのようなわずかな明かりを明るいと感じ、障子を通して漏れる明かりの情緒を感じることができました。それがいつのも間にか日中の屋外を思わせるほどの明るさが当たり前になり、体内時計を狂わせてしまうような事態を招いています。

住宅に癒しを求める世の中にあって、間接照明などを用いた癒しの照明が増えてきています。明るすぎない部屋で過ごすことに少しずつ慣れていかなければならないようです。

先日「新陰翳礼讃」という本を買いました。数々のプロジェクトを手掛けてきた照明デザイナー石井幹子さんの著書ですが、専門書としてではなく自伝的な内容でした。その中にも、日本の住宅の照明についてのコメントがあり、大きくうなづかされました。

しかし、住宅は住む人が心地よいと感じないといけないのです。明るい部屋を心地よいと感じて育ってきた人に暗い部屋の心地よさを理解してもらうのはなかなか難しいのです。建築家の仕事は、この部分でも、ライフスタイルの提案といえるのではないでしょうか。

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夢をかなえるゾウ

af33c7d3.jpg「夢をかなえるゾウ」という本がありまして、私もタイトルと表紙に釣られて昨年買いました。内容的にはいわゆるHOWTO本的なものなのですが、ストーリーや登場人物(神様?)のキャラクターが面白いので、あっという間に読めした。特に神様”ガネーシャ”はいいキャラです。
うちでは、妻も2人の子供も読みました。小学5年の次男でさえ、面白いといって読んでましたから、むずかしい本でないことは間違いありません。

そんなストーリーが、ようやくドラマ化されました。昨夜は家族そろってテレビを見ました。小栗旬君がカッコよすぎでしたが、なかなか面白かったです。
ドラマは昨日はスペシャル版で、このあと連続ドラマが放送されるようですので、みようと思っています。

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ガン患者に学ぶ健康住宅

896489ee.jpg「ガン患者に学ぶ健康住宅」というタイトルの本があったので思わず買ってしまいました。
お医者さんと建築士の対談形式で書かれていて、概略を言えば、住む(暮らす)環境によって、人間が本来持っている自然治癒力(免疫力)が高まり、病気が治ったり改善したりするというもの。さらに踏込んで、病気は悪いものではなく、住んでいる環境や生活習慣に悪いものがあるということを教えてくれるサインであり、このサインが出たときに、薬で症状を消してしまうのではなく、原因である生活習慣のほうを直せばよいという意味のことが書いてありました。

医学は対処医療ではなく予防医学の方にシフトしています。
住まいに関しても、シックハウスにならない住まいから、そこに暮らすことで健康になっていくような家作りを考える時代が来ているのです。

メタボ検診がはじまりましたが、生活習慣病というくらいですから、生活を変えることで、健康でいられるわけです。食事や運動も大切ですが、住む環境が及ぼす影響は決して見過ごすことはできません。

家づくりにかかわる私たちには、健康で快適に暮らしてもらうためにという視点が不可欠な時代になっているのです。

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