エネファームを導入しました
自宅の暖房はガス温水式で賄っています
写真は温水ラジエーター
パイプの中を温水が循環することでほんのりと暖かな輻射熱を放つので、高気密高断熱とマッチします
新築時に、ガスエンジンで発電するエコウイルを導入しましたが、数年前に製造されなくなり、変わって燃料電池エネファームが主流となっています
昨年冬にエコウイルが交換時期を迎えたので、エネファームに取り替えました
エネファームは、ガスの中に含まれる水素を取り出して発電し、その時発生する熱でお湯を沸かすというもので、エネルギー利用効率が高く環境にも優しいと言われていますが、価格が高いのが難点です
発売当初よりはずいぶん安くなりましたが、高効率給湯器エコジョーズとは比べ物にならないくらい価格です
それでも、何事も自ら体験してみないと、お客様にはおすすめできないという使命感もあり、思い切って導入しました
およそ1年使った中で感じた、メリット・デメリットをご紹介します
《メリット》
○アプリで暖房を操作できる
先にご紹介した温水ラジエーターは、オンオフタイマーしかありませんでした
床暖房は24時間タイマーがあり、毎日操作しなくても、指定した時刻にオンオフしてくれますが、ラジエーターは何時間後にオンあるいはオフという操作しかできませんでした
そのため、実質的に24時間つけっぱなしで使用していました
アプリを使うことで24時間タイマーの設定ができるようになったので、ガス使用量を抑えることができました
実は、例年通りのオペレーションで暖房していたら、ガス価格の高騰でとんでもない額の請求が来ました
アプリのおかげで来年並みのガス料金でやり過ごすことができそうです
その他、暖房だけでなくお風呂の温度設定やお湯張りなど、あらゆる操作がスマホからできるというのは大変便利です
○電気代が安くなる
1時間あたり700wを上限に、24時間発電します
1kwあたりの発電コストは11円程度(昨年春の価格での試算)なので、深夜電力よりも安い単価となります
うちの場合、太陽光発電もあるので、日中電気を購入することはなく、夜間に電気自動車を充電する分を電力会社に払うことになります
車の充電をしない日は、ほぼ購入電力なしで過ごせます
《デメリット》
○価格が高いこと
ガス使用量をコントロールすることでガス代を抑え、なおかつ電気代が安くなるのですが、初期費用の価格差を賄うほどなのかはビミョーです
10年間フルメンテナンスがついていますので、10年後に取り替える時に値段が下がっていることを祈るばかりです
公共料金が爆上がりして家計が圧迫される昨今です
ガスや電気の使用量を減らすことが大切ですが、快適さを損なうような節約は避けたいものです
HEMSを駆使して、節約しながら快適に過ごすという時代になりそうですね