エコジョーズとヒートポンプが合体したハイブリッド給湯器
リンナイがおもしろいものをつくりました。
空気の熱を使ってお湯を沸かすヒートポンプシステムといえば、電気式のエコキュートがありました。
エコキュートは、電気温水器の1/3の電気代でお湯を沸かすことができるので、最近シェアを伸ばしています。しかし、ガスに比べて給湯量が不足するので、温水床暖房などをたくさん使うには無理がありました。
ですから私は広めのおうちではオール電化ではなくガスの給湯暖房システムを採用していました。
このハイブリッド型給湯器は、少量のお湯が必要な時はヒートポンプを動かし、お風呂などで大量にお湯を使うときは、ヒートポンプとエコジョーズを併用、さらに高温のお湯が必要な暖房時にはエコジョーズを使うというふうに、用途に応じて給湯方法を自動制御するのだそうです。
すごいシステムだなと感心しますが、ちょっと疑問が・・・。
ガスや電気の料金はどうなるのか??
電気代は、オール電化にすることで大きな割引が受けられますが、ガスを使用するこのシステムでは、どういう料金体系になるのか。また、ガスについては、大阪ガスではガス温水床暖房などを使う場合、割引料金が適用されますが、この場合はどうなるのだろうか?
CO2を削減するという目的ではおそらく最も有利なシステムだとは思いますが、光熱費を削減するという目的とイコールにならない可能性もありますね。
ちなみにこの給湯システムの値段は、70万円余りですから、既存の多機能エコキュートよりはずいぶん安いですが、従来のエコジョーズよりはずいぶん高い設定です。はたして市場はどう反応するのでしょうか?