石灯籠
土曜日は恒例の鴨川塾でした。
今回は北白川にある西村石灯籠店を見学させてもらいました。
未だに手作業にこだわり、手工具で石を削り出していく様子を見せていただきました。写真はお弟子さんが作ったであろう手彫りの燈篭と西村氏です。
「話は苦手や」といいながらもいろんなお話を面白おかしく聞かせてくださいました。
工房のすぐ近くに、ギャラリーというか散策道というか、燈篭が所狭しと並べられたところがあります。昔白川砂を洗っていたところだそうで、三条大橋の橋脚だった丸い石柱がドンと立っていたりします。ここでは安土桃山くらいのものは新しい方だそうで、鎌倉期のものもたくさんあります。西村氏によると、鎌倉時代のものが一番美しいのだそうです。
何百と並ぶ石の数々ですが、「これは○○産の石で何年ころのもんや」と、すべての石を覚えておられるようでした。
石の職人さんであると同時に、文化・歴史・宗教などにも造詣が深い方でありました。