平等院完成
宇治の平等院鳳凰堂。
先月末に2年間の大修理を終えました。
今回の修理では、屋根の葺き替え、外部の色塗りがメインだったようです。
朱色は、創建当時の色にこだわったらしく、京都市の平安神宮のような鮮やかな色ではなく、奈良の朱雀門のような少しくすんだ色合いです。
いまでも池に面していますが、当時は、広島の厳島神社のように池の中に柱が建っていたのだそうです。また、宇治川の堤防もなかったので、都から船に乗って直接鳳凰堂まで入れたのだとか。
今回は地元の建築士会の勉強会で行ったので、宇治市野歴史まちづくり推進課の杉本氏が解説してくださり、当時の人が考えた極楽浄土についても、説明を聞くことができました。大変勉強になりました。
現在一般公開していますが、鳳凰堂の内部拝観は入場料に加えて別途料金が必要ですが、ガイドの方の解説もあり、目の前に壁画などが見れるので、お値打ちです。土日はたいそう混み合っているようですので、平日に行くのがお勧めです。