てっぽうムシ
この芋虫みたいなやつ、「テッポウムシ」です。
カミキリムシの幼虫で、生きている木(伐採される前)に産み付けられて、木の中で成長します。
地松材に入っていることがよくあり、伐採後も木材の中で生きていて、ミミズが這ったような跡をつけてしまう厄介な虫です。
といっても、成虫になると飛んで行ってしまうので、シロアリのように放っておくと食害されて家の寿命を縮めてしまうというようなことはありません。
近くにいたので、多分これが成虫。
今回は雨漏りで腐ってしまった木材(腐葉土のようになって湿り気もたっぷり)に卵を産みにきたみたいです。
先にも書きましたが、普通は生きている木に寄生するので、建物から出てくることはあまりないはずなのですが、先日、築後10年以上たっている建物の桧の梁が、テッポウムシに食われました。
化粧梁にミミズが這ったような跡ができてきたとのことだったので、みてみると、テッポウムシのようでした。
ここは雨もりもなく、健全な状態だったのに・・・
異常気象で生態が変わったのだろうか???