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健康・自然・家づくり「そよかぜの家ダイアリー」

地盤改良

地盤改良にもいろいろな方法がありますが、最近のよく採用するのは柱状改良といわれる方法です。

アースオーガーで地面に直径50cm程度の穴を掘り、その部分にセメント系の固化剤を混ぜて埋め戻し、杭状に改良体をつくるというものです。セメントを使うので、六価クロムによる土壌汚染が心配される場合もあるのですが、今や最もポピュラーな方法です。

もともと、セメントと水を練り混ぜたセメントミルクを、掘削した土と攪拌しながら入れていくという工法で、ちょっとした杭打ち用プラントのようなものが必要な上、大量の水を使いますので、そこそこ費用がかかります。そこで、最近は改良型として、水を混ぜずに、土壌の水分で硬化させる乾式工法が考案され、深さ3m程度まで対応できます。

今回の現場は、残念なことに、7.5mくらいまで軟弱な地盤が続いており、乾式では対応できず、湿式を採用しました。

これがセメントミルクをつくるプラント。

上のバッチャ―にフレコンバックに入ったセメントを投入し、下のミキサーで練り混ぜ、左手に置いてあるポンプでオーガーに圧送します。

オーガーの先端からセメントミルクが出てくるので、回転しながら攪拌しています。

クリーム状の改良体が出来上がりますので、強度が出るまで養生しておきます。