地勢の良いところ
地球は大きな磁石のようなものですので、磁場を持っています。一般に穴を掘ると、穴の底と地表面にわずかな電位差が生じます。この電位差を利用して、電流を流すというのがICAS(アイキャス)の仕組みです。
今回ICASアダプターを設置する穴で、電位差を測定したのがご覧の写真です。
-42.8mVの電位差があります。
こちらのお宅は山のてっぺんに近いところを造成した宅地で、いわゆる地勢の良いところです。
地勢のよくないところだと、この電位差がプラスになってしまうところもあります。
地下にさまざまなものを埋設したり土壌を汚染したり、地上には窮屈に構造物をこしらえ、さらにコンクリートやアスファルトで覆いかぶせてしまうと、地面は本来の力を失い、劣性地となってしまうのだそうです。
方位磁石がちゃんと北を指さないところは結構ありますよ。磁場が狂っているということでしょうね。
ICASシステムでは、最初に強制的に弱い電流を送ってやることで、劣性地を改善することもできるといわれています。
植え木の育ちが良くなったりします。