長期優良住宅の基礎配筋
長期優良住宅といっても、そよかぜの家で通常建てているしようとさほど変わるものではありませんが、構造面で少し違いが出る場合があります。
以前に水平構面のお話をしましたが、今回は基礎の話です。
木造で住宅を新築する場合、今やほとんどがベタ基礎です。
そよかぜの家では、ある程度仕様を統一して、配筋・スラブ厚などを決定していました。
今回、長期優良住宅の設計にあたり、「木造住宅のための構造の安定に関する基準に基づく横架材及び基礎のスパン表」というガイドラインに沿って、配筋の見直しを行いました。
この○○○スパン表なるものは、1件ごとに構造計算するのは大変なので、やや過剰にはなっても不足はしないよというような仕様になっています。
配筋についていえば、建物の隅角部に耐力壁が来る場合の補強などが、加わります。
ご覧の写真は、昨日配筋検査を終えた現場です。
この現場は、1階の部屋がかなり広く、間仕切りも少ないので、基礎スラブのスパンが大きく、間仕切りの開口部のスパンも大きくなります。
スパン表が安全側に見ているのに加え、現場での施工性を考慮し配筋を単純化する際にまたまた安全側に設計しますから、ご覧の通り、鉄筋だらけです。
鉄筋の値段が安いとはいえ、重量にすると通常の2~3割増しくらいにはなっています。