注文住宅会社の倒産に思う
先日、大手の注文住宅会社富士ハウスが破産しました。
ちょうど私の会社の近くでも、棟上げがすんだばかりの富士ハウスの物件があります。破産の報道があって以来、工事は止まったまんま。気の毒というほかありません。
今の時代、いわゆる一部上場企業でさえ経営状態が急変して破綻をすることがありますから、安全な会社なんてないのかもしれませんが、一生に一度の家づくりを任せた場合、仕方ないでは済まされません。
では、どうやったらこんな目に合わなくて済むのでしょうか?
大きい会社に頼んだら安心かも知れませんが、前述のようにそうとも限りません。
小さい会社はどうでしょう。いつつぶれるかもわからないし、将来が心配と思われる方も多いでしょうが、そうでしょうか?
たとえば、法隆寺の五重塔は1300年もの間維持されていますが、大きな会社がメンテナンス契約をしているのかというとそうではありません。世代を超えて引き継がれる職人さんたちの技と心によって守られているのです。住宅も、ほんの数十年前までは、地域の職人さんたちが守ってきました。決して特定の有力な工務店が携わってきたわけではなく、名もない職人さんたちが当たり前のようにやってきたのです。
そう考えると、地域で頑張る職人さんのネットワークを生かして家づくりをしている会社に頼むのが、一番安全なのかもしれませんね。